カクレマル
かくれまる
Wow Wow Wow Wow カクレマルで真っ二つ
カクレンジャーの標準装備である忍者刀。玩具や一部の関連資料などでは、「響鳴秘剣」の二つ名が冠される場合もある。
メイン画像にもあるように、背中に斜めに背負う形で帯刀しており、片刃の刀身には「忍者戦隊」、金色の鍔には「忍」の銘がそれぞれ刻まれている。変化の前後でその形状が大きく異なるのも特徴で、変身前はメンバー各人に合わせて柄紐の色のみが異なる、ごく普通の忍者刀の姿をしているが、変化することによってカクレマルとしての姿を現すようになっている。
正宗や村正といった、名高い刀剣をも遥かに凌ぐ切れ味を発揮し、その一閃は西洋の甲冑すらも真っ二つに切り裂くほどである。さらに、刀身にエネルギーを集中しスパークさせれることで、戦車も切り裂くことさえも可能である。
他方で、その切れ味の強さゆえに、普段は鞘に収めることで厳重封印されており、常人を越えた気合いの持ち主だけが引き抜いて使用できる。この鞘から引き抜く際に響く、独特の効果音(※)もまた、カクレマルの代名詞ともいえる要素となっている。
(※ この演出は第4話より用いられているが、効果音自体は初回でサスケ達3人が変化し、掲げた忍者刀がカクレマルへと姿を変える際にも流れている)
カクレマルは物語開始から遡ること500年前、猿飛佐助をはじめとする先代のカクレンジャーも使用しており、単に武器としてだけでなく切っ先を地面に突き立てることで、妖怪を封印するための「封印の扉」を呼び出すという効果を発揮している。
先代による妖怪退治が果たされた後、役目を終えたカクレマルも地面に突き立てられたまま、あたかも勇者が使用する聖剣の如く、錆びることも朽ちることもなく往時のままの状態にあったが、現代に至って再び妖怪が解き放たれたのを受け、先代の子孫に当たるサスケ達の手によって引き抜かれ、再びその真価を発揮することとなるのである。
5本あるカクレマルのうち、サスケ・鶴姫・サイゾウの3人はカクレマルが突き立てられていた荒野にていち早くこれを手に入れ、セイカイもこれより遅れて同じ場所にて引き抜くに至っているが、いずれの場合も引き抜くと同時に、5人の先祖たる先代カクレンジャーの幻影が姿を現し、忍者としての心得とともにドロンチェンジャーを授けている。
唯一、そのパターンに当てはまらなかったのが、最後に加入したジライヤである。彼の場合、アズキアライの罠に嵌って窮地に陥った際、姿を現した先代の児雷也によってその場へと呼び寄せられ、ドロンチェンジャーと共にジライヤへと投げ渡されている。
隠流・満月斬り
ニンジャレッドが繰り出す剣技。
カクレマルをゆっくりと振るって円(満月)を描き、背景に満月が浮かび上がった状態から唐竹割りに敵を一刀両断する。
円を描いた状態から、十字に振るって敵を斬る「満月十文字斬り」という派生技もある。
隠流・くの字斬り
ニンジャホワイトが繰り出す剣技。
ひらがなの「く」の字を描くように素早く敵を2回斬りつける。
隠流・正方の陣
ニンジャブルー繰り出す剣技。
一筆書きで正方形を描くようにカクレマルを振るい、敵を4回斬りつける。
隠流・三段斬り
ニンジャイエローが繰り出す剣技。
一筆書きで正三角形を描くようにカクレマルを振るい、敵を3回斬りつける。
第21話では、変身前のセイカイが「横切りだけで素早く3回斬りつける」という変則的なパターンも披露している。
隠流・流れ星
ニンジャブラックが繰り出す剣技。
五芒星を描くようにカクレマルを振るい、敵を5回斬りつける。
カクレマル雷光波
5人全員による合体必殺技。
全員で頭上に掲げたカクレマルの刃を重ね合わせ、そこからエネルギーをスパークさせることで雷光を飛ばし、離れた敵を攻撃する。OV『オーレVSカクレンジャー』では、これの発展型ともいうべき「カクレマル・スーパー雷光波」も使用されている。