「スタインベルト……俺が殺してやる!」
演:パパイヤ鈴木
変身する仮面ライダー
概要
『劇場版仮面ライダージオウOver Quartzer』に登場する敵組織「クォーツァー」の構成員の1人であり、仮面ライダーゾンジスの変身者である。
人物
アフロヘアとまでいかないものの、縮れの強い癖毛に恰幅が良い体格と、一見イロモノじみた見た目の中年男性。
その見た目に反して性格は寡黙かつ無愛想で、ぶっきらぼうな断定口調が目立つ。
又、行動を共にするジョウゲンと比べ、やや粗暴な性格。
劇中における活躍(ネタバレ注意)
タイムマジーンで1575年に飛んだ常磐ソウゴ達の前に、武田軍の忍者集団を引き連れて現れたカゲンが変身。途中から参戦したザモナスと共にジオウ達と戦う。
その後、全てのライドウォッチを集めたソウゴ達の前に、他のクォーツァーと共に再び現れ、ソウゴに真実を告げ監禁する。
最後は仮面ライダージオウ オーマフォームと仮面ライダーバールクスが交戦する中、集結した平成ライダーの最強フォームの必殺技を立て続けに受け、ザモナスと共に敗れたが、
「令和は……俺が作る……!」
実際は逃げ延びており、僅かに残ったカッシーン達を引き連れ、「令和」の時代を自ら作るべく再起を図っていた。しかし、突如現れた令和最初の仮面ライダー・仮面ライダーゼロワンが現れ、「その歴史はここで終わる!」とカッシーンを差し向けるが、俊敏なフットワークで翻弄された挙げ句に殲滅。自身も応戦するも、強烈な一撃を受けて吹き飛ぶ。
しかし、倒れた先には仮面ライダーバールクスが落としたロボライダーウォッチが。これを使用してロボライダーの力を利用するも、ゼロワンがフォームチェンジしたフライングファルコンの機動力に振り切られて、全ミサイルを撃墜され、啖呵と共に返す形で繰り出されたフライングインパクトを受けて、撃破された。
これにより、「クォーツァー」は完全に壊滅した。
余談
名前の由来は恐らく「下弦の月」と思われる。
初登場時の服装はゾンジスのモチーフである仮面ライダーZOの変身者である麻生勝を意識している。
演者のパパイヤ鈴木氏は、子供の頃に憧れていた仮面ライダー1号の藤岡弘、を意識して、少し低い声で「変身!」と発声したと答えている。
作中ではやや唐突な初登場をしていたため、鈴木氏はそれを「ビックリしないように気をつけてください」とネタにしていた。
もし、時代が平成から令和に引き継がれていなかった場合、生き残ったゾンジス(カゲン)の前にゼロワンは現れない事態になる。そのため、ゼロワンに遭遇しなかったゾンジスが後々、生き残りのクォーツァー達と共に『オーマジオウを倒すべく、生き残りの人々と共にレジスタンスを結成したのではないか』とファンからは推測されている(ちなみに「オーマジオウを魔王に仕立て上げた」説は公式から否定されている。しかし、クォーツァーの残党がレジスタンスに対し、何らかの技術支援を行った事態は容易に推測できる)。