カッパ(魔化魍)
かっぱ
- 生育環境:気温26℃前後、湿度55%
- 身の丈:7尺3寸(約2.2m)
- 目方:40貫(約150.0kg)
- CV:塩野勝美
初登場は『仮面ライダー響鬼』二十五之巻「走る紺碧」。
夏に出現する魔化魍で、人間の内臓を餌とする主に沼や池で成長するタイプ。夏の魔化魍の中では出現率は高く目撃例も多いとされるポピュラーな存在。外見はイグアナとスッポンを足して割ったような感じで甲高い鳴き声を発する。
初登場時の個体は秩父のカッパと呼ばれる。
32ノットの速さで水中を泳ぎ回れる能力に加え、口から吐き出し空気に触れると硬化する白い粘液を武器としており、粘液が硬質化すると重くなる性質を利用して獲物の動きを封じた後に水中へと引きずり込み溺死させた後に肛門から内臓を吸い取ってしまう。
おまけに陸上においても軽快な動きは損なわれない。
また夏の魔化魍の特徴である自己増殖して仲間を増やして行く能力を持ち、成長して首周りに毛を蓄えるようになると頭を分離して新しい個体を生み出す能力を持っており(ちなみに頭は分離後すぐさま再生する)、この能力は全ての個体が持っている為、ねずみ算式に個体数を増やしていく前に早急に対処しなければ非常に厄介になるという恐ろしい能力を持つ。
なお、全ての個体が親となりうるという極めて厄介な特徴を持っている為、例え斃される寸前であっても分離に成功さえしていればすぐに成体にまで成長してしまう。
ちなみに、この魔化魍が吐き出す白い粘液は凝固するとヘリウムガスに似たガスを放出する性質を持っている為、これを吸い込むとパーティーグッズの変声ヘリウムを吸い込んだのと同じ症状が現れて甲高い声になってしまう。その為、響鬼はこの魔化魍と戦うことはあまり好きではないらしい。
また、昔は自然発生も頻繁にあったらしく、個体によっては頭に皿のような器官を持つ者や人間ではなく植物を主食にしている個体もいたらしいが、近年は自然破壊の為、自然発生する個体が激減しているらしい。
過労が祟り、裁鬼が水中に引きずり込まれて倒されるが、サポーターの石割くんが救出した為に一命を取り留めた。
代打としてやってきた響鬼の『灼熱真紅の型』を受け、2体が撃破。
最後の一体はその場から逃走、追ってきた響鬼に抵抗を繰り返すも同様に『灼熱真紅の型』で倒された。
後半にてオロチ現象により再登場(東秩父など様々な地域に出現)。
夏の魔化魍であるにもかかわらず仮面ライダー威吹鬼に音撃管で倒されてしまっていた。これもオロチ現象の影響なのだろうか?
『仮面ライダーディケイド』では響鬼の世界に登場。小野寺ユウスケを襲った際には自分も動揺するなどコミカルに描かれている。完全な鬼になれないアスムを屠ったが、ディケイドカブトのクロックアップには対応しきれずライダーキックを喰らって爆散した。
モチーフ妖怪は河童。