ガンダムビルドリアル
がんだむびるどりある
まさか、本気のガンプラバトル!
ガンダムビルドシリーズの一作で、ガンダムシリーズの映像作品としては2000年のG-SAVIOUR以来、完全な国内製作ではシリーズ初の実写特撮ドラマ。
Youtubeのガンダムチャンネルにて2021年3月29日から配信開始されたが、第二話以降からはバンダイチャンネルでの配信に変更されたものの、再びYoutubeでの配信を再開することを発表。同年6月18日からはBS11にて毎週金曜19時から、TOKYOMXでも「アニメの神様」ガンダム枠で2021年11月からテレビ放送も行われた。全6回。
劇中に登場するガンプラは今までのビルドシリーズと異なり、既存のガンプラをカスタマイズしたものであり、完全オリジナルのガンプラは登場していない。
また、ガンプラバトルはeスポーツの主要ジャンルの一種として扱われており、バーチャル空間での戦闘だけでなく、地上戦では実際の町などに複数のドローンを用いてガンプラを投影し、その場で実際にMSが存在している(ように見せる)仕様となった。そのため、その場所にいる住民がバトルを撮影するシーンを見受けられることとなる。
改造も塗装の仕方やパーツ構成などが以前のものよりリアル志向寄りとなっており、あくまで「(MSが存在する)現実の延長線上」の改造となっているのも特徴。ただし他作品の武装や一部パーツを使用しての改造は行われている。
登場人物も今までのシリーズで見られた奇抜な設定を持たない普通の学生であり、世界観もガンプラバトル以外は現実と変わらないもの(ガンプラバトル会場に関しても奇抜さよりも現実に沿った仕様となっている)であるため、まさに『リアル』なガンプラ作品となっているのだが、随所にガンダムネタが散りばめられているのはガンプラ作品としてのお約束と言えよう。
ロボットアニメの金字塔『機動戦士ガンダム』のプラモデル――『ガンプラ』が1980年代に一大ムーブメントを巻き起こしてから早幾年。eスポーツ全盛の中で、その人気を牽引しているのが『ガンプラバトル』である。自分たちのガンプラをスキャニングし、特殊ドローンにより実物大で投影されたガンダムを操作して戦う。スキャンした際『攻撃力』『防御力』『必殺技』『スピード』がAR(拡張現実)で表記され、その能力が反映。そのため、操縦技術だけでなくガンプラの制作技術(組立・塗装・武器の改造など)が勝敗を左右する。
主人公のヒロは、小学生時代に仲間とチーム「ブライト」を結成。みんなでおこづかいを出し合い購入した一体のガンプラ(ナナハチ)をグレードアップさせ、地区大会優勝を目指していた。しかし大会前日、カバンに入っていたはずのガンプラを紛失。動揺したヒロはメンバーの一人を犯人扱いし、喧嘩に発展してしまう。チーム「ブライト」は大会に出場しないまま、解散してしまうが…それから四年。彼らが高校一年生になったある日、メンバーの一人からの伝言により再会を果たす。パイロットのヒロ、ビルド(機体担当)のタクミ、プログラマの健太郎、指揮官の中丸、アルマ(武器担当)の颯太。高校生になった彼らは、再び全国大会を目指すことになる。思春期の「ブライト」メンバーは再会を果たすも、意見の食い違いから様々な危機に。仲間との別れ、ライバルチームとの確執。ガンプラバトルを通じて、夢と友情を胸に秘め、少しずつ成長していく高校生たちによる青春群像劇。
現在公開されているものは殆どRGがベースとなっている。
- ナナハチ(リペイントした改造ハイパーバズーカ「アルマゲドン2.0」を装備)
- ザクⅡ(塗装の他左肩にトールギスのシールドやザクマシンガンへのガンダムアストレイブルーフレームセカンドリバイのアーマーシュナイダーの増設といった改造が施されている)
- ユニコーンガンダム(装甲の一部が黒くバンシィ・ノルンとのミキシングとみられる、サイコフレームの色は緑。チームルミナスのガンプラ)
- ネオジオング(予告及び東海地区大会二回戦登場。チームサイコシャードのガンプラ。内部のシナンジュがRGかHGUCのどちらかは不明だが、それ以外はHG)
- フリーダムガンダム(ピンク主体に塗装。武器としてブキッガイを装備している)
- ダブルオークアンタ(白系塗装でまとめられたチームルミナスのガンプラ)
- 高機動型ザクⅡ(シャア・アズナブル風のカラーリングの黒い三連星専用06Rを基本にモノアイレールを細くしたもの。右シールドに颯太制作のνガンダムのシールドとνハイパーバズーカ2挺を用いた複合兵装「ダブルνバズーカ」が取り付けられている)
2021年4月13日に、プレミアムバンダイ限定でRG1/144スケールでの商品展開が発表された。
チームブライト仕様のナナハチと、強豪チーム・モンストル仕様の高機動型ザクⅡ(シャア・アズナブルカラーの06R風)となっている。