ギルヅノー
ぎるづのー
ビアス「戦え!死力を尽くし、どちらかが滅びるまで…!」
CV:不明
登場話:第35話「勇介とケンプの約束!!」
武装頭脳軍ボルトの頭脳獣の一体で、頭部や両腕の刃、スコープ状の単眼など、暗器を集合させたような見た目。胸部からのビームや右手のカッター、左手のビーム砲と機関銃、右肩からカプセル型爆弾を発射するなど武器も多彩。
天宮勇介を抹殺する刺客としてドクター・ケンプが作りだし、勇介のホログラム相手の予行演習もおこなっていたが、後に大教授ビアスにより、「勇介を倒すためなら、状況によってはケンプもろともでも構わん」と、命令を上書きされる。
ケンプこと月形剣史は科学アカデミアの学生だった頃、勇介と「4年後の10月29日にアカデミア島で再会しよう」と約束していた。その約束の場所にケンプと共に現われ、左腕の砲撃や刃を向けての突進で攻撃するも、勇介以外の4人が助太刀したため彼らと応戦。その合間にレッドファルコンを砲撃するが、彼と刃を交えていたケンプも同時に海に落下してしまう。
その後単身ヅノーベースに帰還し、ビアスから一刻も早くレッドを抹殺することと、場合によってはケンプごと始末してもよいと言を受け、指輪からの光線でビアスに操られる狙撃獣となり、再度出陣。
ドクター・マゼンダに率いられ、ケンプと一騎打ちしていた勇介を攻撃し、逃げる勇介を追いかけるが、駆け付けたブルードルフィンのドルフィンアローとイエローライオンのライオンバズーカで大ダメージを負い、バイモーションバスターに散る。
その後ガードノイド・ガッシュのギガファントムによって巨大化。左腕からの掃射でライブボクサーを攻撃するも、最期はスーパーライブロボのスーパービッグバーストにより爆散した。
初期名称は「アンサツヅノー」。
約束の場所でケンプと、必ずや1対1で決着をつけると密かに覚悟を決めていた勇介の真意も知らず、「自分らの兄と姉を殺したケンプとの約束を女々しく信じているようなら、もうあんたにはついていけない」と矢野鉄也と相川純一が激怒してチームが瓦解しそうになる一幕や、気を失ったままのケンプの首に手をかけ、「お前に救いはない。死を以って罪を償うんだ!」と絞め殺そうとするも、「気絶して無抵抗な人間を葬るなんて俺にはできない」と苦悩しながら思いとどまるなど、この第35話はショッキングなシーンが多い。
頭脳獣を引き連れてなりふり構わず勝とうとするケンプと、無抵抗のケンプの息の根を止める絶好のチャンスがありながらもあくまで正々堂々の戦いにこだわった勇介との対照も描かれて、勇介が改めてケンプとの決別を決意する一方、ケンプもこの回の屈辱を原動力に、第37話にて恐獣ケンプを誕生させる事になる。