曖昧さ回避
- ネパールの地名。
- 2の地名に住む民族で構成された部隊。本項で解説。
概要
ネパールの山岳民族民族(マガール族・グルン族・ライ族・リンブー族など)で構成された、特殊部隊。
グルカというのはサンスクリット語で『牛を守る者』を意味する。
グルカというのはあくまで総称であり、グルカ族という民族は存在しない。
歴史
1809年、ラホールのマハラジャ(藩王)によってグルカ兵が登用された。ネパールとイギリス東インド会社軍との戦争(イギリス・ネパール戦争)の頃から東インド会社もグルカ兵を登用するようになった。
ネパール山岳民族特有の尚武の気性を持ち、白兵戦能力に優れ、宗教的な制約が少ない。一方でヒンドゥー教徒のインド人は宗教的な制約が多く、近代戦の兵士に向かず、運用に不自由をきたしていた。
その後もインド大反乱で活躍。後に発足した英印軍では、シク教徒・ムスリム系インド人・パシュトゥーン人などとともに重要な地位を占めた。
ネパールがアジアの中で数少ない独立国になれたのも、グルカ兵の活躍が大きいとされている。
二度の世界大戦を超え、戦後はネパールを支配していたラナ家への闘争に参加し、民主化に貢献していった。
活躍
主にイギリス諸国に関する戦いに登用される。