概要
『仮面ライダーアギト』に登場する、仮面ライダーアギト バーニングフォーム及びシャイニングフォームの専用武器。
アギトが用いる他の武器と同様に、ベルトのオルタリングに収納されている。取り出される際にはまずS字を描いた「エマージュモード」の状態で現れ、バーニングフォームではエマージュモードから直線状に展開して薙刀(双刃刀)形態の「シングルモード」、シャイニングフォームではシングルモードから分割して一対の双剣形態の「ツインモード」として、それぞれ使用する事ができる。
鍔の部分には他の武器と同様に「フォースアイ」と呼ばれる秘石が嵌め込まれており、アギトの持つ炎の力や光の力を増幅・開放する役割を担う。また「ドラグシャイニング」と呼ばれる刀身は、赤と白の二色に分かれてそれぞれが炎・光の力を司っており、必殺技の際にはこのいずれかに力を宿して強力な斬撃を可能とする。
必殺技として、シングルモードでは炎のエネルギーを宿した刀身で敵を切り裂く「バーニングボンバー」、ツインモードでは輝く軌跡を描きながら連続して繰り出される「シャイニングクラッシュ」が存在、後者はアギトの繰り出す必殺技の中でも最大の威力を持つ。『仮面ライダーディケイド』にて仮面ライダーディケイド コンプリートフォームと共に使用された際には、刃を振るって衝撃波を飛ばすバリエーションも新たに登場した。
設定上では地球上で最も硬い物質で構成されており、アギトが用いる武器の中では最強クラスであるが、他方で地のエル強化態と戦った際には、彼の振るう「敬虔のカンダ」に折られてしまった(「敬虔のカンダ」が地球外の物質の可能性もあるが)事もあり、また『ディケイド』での使用時には(プロップの都合もあるとはいえ)刀身が異様にペラペラであったりと、今ひとつ実際の作中での描かれ方に設定を反映しきれていない部分も散見される。
玩具
3つのモードで遊ぶことが可能。各モードで異なるバトルサウンドが鳴り、モードチェンジする際にそれぞれ変形音が鳴る。
2つに分割する玩具ではありがちの問題だが、音声&発光ギミックは片方に集約されており、ツインモードで遊ぶ時は片方が実質的にただの飾りとなっている。
またオルタリングアーマーが同梱されており、「トリプルフラッシュ DX変身ベルト」に装着することでバーニングフォーム/シャイニングフォームへの変身を再現できる。
強化フォーム用の武器と変身ベルト用の追加パーツのセットである点は、前年の『クウガ』の「ライジングパワーセット」の流れを汲んだ物と言えるが、既発売のアイテムとの連動を重視したライジングパワーセットに対し、こちらは単体でのプレイバリューを重視した構成となっている。
余談
名前からしてシャイニングフォーム専用武器な感じがするが、バーニングフォームとの兼用であるのは、両フォームが商品展開的に一体であったためだと思われる。
関連タグ
ライドセイバー:地のエル強化態に折られた翌週に折れたぁ!?剣
シャイニングカリバー→タジャスピナー
シャイニングカリバー→ドラグバイザーツバイ