概要
正式名称は、M2M5 トーデスシュレッケン12.5mm自動近接防御火器。
名称は独語で「死の恐怖(Todesschrecken)」の意。
主に、C.E.73年代の地球連合軍のモビルスーツに採用されているCIWS(近接防御機関砲)。改修機なども75mm対空自動バルカン砲塔システム「イーゲルシュテルン」から換装されている場合もある。
イーゲルシュテルンに比べ6分の1という小口径だが、弾芯や炸薬の改良などによって威力の低下は2分の1に抑えられている。さらに、小口径化に伴うスペースの余裕から装弾数は増加しており、総火力はイーゲルシュテルンから3倍の向上と言える。
用途はイーゲルシュテルンと同じく、ミサイルの迎撃や近接戦での牽制に用いられるが、ザフト製MSの装甲(非フェイズシフト装甲)に有効打を与えられなかったイーゲルシュテルンの反省を踏まえて、対MS用よりも対人・対車両用(所謂、ソフトスキン対策)にリソースを割いている。このことからトーデスシュレッケン(死の恐怖)と命名されるに至る。この口径と同じ装備としてダガーの足の甲へ搭載された"12.5mm対人機関銃"が存在しており、CIWS(近接防御機関砲)で発展させた形となる。
『FREEDOM』では、暴徒と化したブルーコスモスの機体がオルドリン自治区を防衛するMSへの攻撃で使用しており、ジンの装甲を貫通して蜂の巣にしている。
主な採用例
派生モデル・関連モデル
M2M5D 12.5mm自動近接防御火器
オーブ国防軍で採用しているトーデスシュレッケンの海外輸出仕様。オーブ国防軍向けなので、独語で「死の恐怖」を意味するトーデスシュレッケンの名は外されてしまった。
主な採用例
- MVF-M11C ムラサメ
- MVF-M11C 偵察型ムラサメ
- MVF-M12A オオツキガタ
- ORB-01 アカツキ
M2M5DE 12.5mm自動近接防御火器
C.E.75年代に運用されているM2M5D 12.5mm自動近接防御火器の改良モデル。
主な採用例
12.5mm対人機関銃
ダガーの足の甲へ搭載された対歩兵・対戦車用の機関砲。運用コンセプトを踏まえると、トーデスシュレッケンはこの装備をイーゲルシュテルンの後継モデルで実現したとも言える。
余談
名前の「トーデス(Todes)」はカラミティの武装"トーデスブロック(Todeselock)"の「トーデス(Todes)」と同じ。