解説
『特命戦隊ゴーバスターズ ヒーローショー』で復活したバスコ・タ・ジョロキアが名乗った名前。姿は『海賊戦隊ゴーカイジャー』での怪人態と同じ。
ショーでの活躍
地獄で、『電撃戦隊チェンジマン』に登場した大星団ゴズマの副官ブーバと『太陽戦隊サンバルカン』に登場した機械帝国ブラックマグマのイナズマギンガーと『星獣戦隊ギンガマン』の宇宙海賊バルバンの銃頭サンバッシュの力を受け継いで復活。そのためか、装備がブーバのブルバドス(剣)とイナズマギンガーの拳銃に似ている。
同じく地獄から復活したザンギャックの怪人やショベルロイドを束ねると、帝王として「バスコ・タ・ギル」と名乗る。
地獄から復活したとき、ゴーカイジャーは宇宙に行っていなかったため、以前邪魔をした特命戦隊ゴーバスターズを狙う。特殊能力にも対抗してゴーバスターズを追い詰めるが、
エネルギー管理局・特命部から連絡を受けた地球平和守備隊から来たバルイーグルとチェンジグリフォンによってバスコは倒されゴーバスターズは助け出される。
地獄から再度復活したバスコは、怒りをあらわにすると、再生怪人を使い、再度行動を開始。
ゴーバスターズとバルイーグルとチェンジグリフォンによって再生怪人が倒される中、自身はバイクにまたがり、レッドバスターとバイク戦を行う。
レッドバスターを追い詰めるが、チェンジグリフォンのアースフォースの高まりから異変を察知した黒騎士ヒュウガと、バルイーグルがNASAに宇宙への連絡を頼んでいたことで急遽帰ってきたゴーカイレッドによってバスコは倒されレッドバスターは助けられる。
再び亡霊のように蘇ったバスコは、バルイーグル、チェンジグリフォン、黒騎士ヒュウガ、ゴーカイレッド、レッドバスターの攻撃を次々と受け、ゴーカイレッドが「サンバルカンの大いなる力」を発動しゴーカイジャー合体剣を受け、その魂も消えていった。
備考
バルイーグルとチェンジグリフォンと黒騎士ヒュウガは、全員、『ゴーカイジャー』でレジェンド戦隊として登場している。
このショーでは、バルイーグルもチェンジグリフォンも同一組織のように描かれているが、実際は、サンバルカンは「地球平和守備隊」で、チェンジマンは「地球守備隊」。
バルイーグルとチェンジグリフォンとバスコが対決したとき、襲われた組織が「地球平和守備隊」だったとされ、本部にいたためにサンバルカンとチェンジマンの大いなる力が奪われた時期が違ったとされている。
また、チェンジマンのアースフォースとギンガマンのアースも、同一のものか不明だが、このショーではチェンジグリフォンのアースフォースを黒騎士ヒュウガが感じ取るなど同一のもののように描かれている。
「サンバルカンの大いなる力」として使われたゴーカイジャー合体剣の元ネタは、おそらく『サンバルカン』に登場したサンバルカン合体剣。元ネタの方も亡霊を倒す効果を持っている。
バスコが力を受け継いだとされる副官ブーバとイナズマギンガーと銃頭サンバッシュは、それぞれ宇宙海賊に関連した戦士(『ギンガマン』の敵は全員宇宙海賊関連)。ある意味、悪の大いなる力とも呼べる演出だが、スーパー戦隊シリーズのセルフパロディ作品でも同様に悪の大それた力が登場している。