大空魔竜版
劇中中盤で大破し、強化改修が行われたガイキングに搭載された新武装。
「フェイス・オープン」の掛け声と共に、その名の通りに顔の装甲を排除してヒーローらしからぬ凶悪な顔をさらけ出す。
「超兵器ヘッド」と呼ばれており、超破壊力を持つ様々な兵器が搭載されている(搭載武器も殺る気満々なネーミング)。
搭載武器は以下の通り。
- アブショックライト:眉間から放たれ、敵の目を眩ませる高出力の光。いわゆる太陽拳。
- デスパーサイト:強化前から使用できた目から放つ光線。
- ガイキングミサイル:両目の下に発射口を並べた、300発/分の連射力を誇る小型ミサイル。
- 大型ミサイル:両目の上に発射口がある、高威力のミサイル。
- デスライト(デスアイ):額に角のようにせり出したコクピットブロックの先端から放つ光線。生物やメカの組織を分解してしまう。
- デスファイヤー:口から放たれる火炎放射。大空魔竜とガイキングが合体、高速回転しながらデスファイヤーを放ち巨大な火球と化す必殺技「火車(ひぐるま)カッター」にも用いられる。
これら多種多様な武装を続けざまに発射し、圧倒的な火力で相手に防御や反撃の暇を与えず破壊する。半面、装甲を排除する関係上コックピットが露出するため、そこに敵の攻撃を受けやすくなるのが弱点。
装甲を排除する際には磁力光線を使用して弾き飛ばすが、終了時は光線の牽引力で再び頭部に張り付く。
ちなみに知性体に対する威嚇も兼ねていたようだが、そちらの効果はさっぱりだった模様。
LOD版
こちらも「フェイスオープン」の掛け声と共に発動する。頭部そのものはマスク部分が熱を放出する程度の変化だが、こちらは胸部の顔の装甲を排除して放熱プレートをさらけ出すシステムである。
いわゆる「リミッター解除」の状態になり、出力が通常の4倍になる。炎の力を解放した形態であるため機体は高熱化し黒色となる。攻撃も間接的に防げるため防御力も通常より大幅に高くなる。ただしパイロットの炎の力(精神エネルギー)も4倍消費してしまう為、下手をすれば命を落としかねない諸刃の剣である。
のちに制御システムである「リミッターボルト」が追加され、炎の力を使い切る前にシステムを強制終了できるようになる。その際、「クローズドフェイス」で飛び散ったパーツが戻ってきて張り付き、通常状態に戻る。
特にファンの間では「伝説の13話」と呼ばれている13話「衝撃!キャプテンは父さん!?」時のフェイスオープンは『スーパーロボット大戦』の戦闘デモに採用される程にこの作品のフェイスオープンを象徴しているエピソードになっている。
一方で超兵器ヘッドは悪役の超魔竜ドボルザークの頭部になってしまった。妥当。
真龍ハイドロブレイザー
リー・ジェンシンの真龍拳の奥義を取り入れ、ハイドロブレイザーを限界ギリギリまで高圧縮し、白熱化させた超エネルギー球を相手に放つ、または投げつける超必殺技である。
ガイキング・ザ・グレート
正式な名称は「フェイス・オープン ザ・グレート」。
ガイキング・ザ・グレートの状態でフェイスオープンをするとこちらも4倍の出力になる。
それは、通常のガイキングの実に40倍の出力という、まさに究極で最強の炎の巨人…荒神と呼ぶに相応しい姿となる。
この状態ではライキングとバルキングのパーツにまで熱を伝わることとなるため、ガイキングの胸部の放熱プレートをも排除、炎のコアが完全に丸見えの状態となる。
当然の事ながら通常の40倍のパイロットの炎の力(精神エネルギー)を使う為ごく短時間しか使えず、そのうえ終了後は強制分離するため最終手段として温存していた。
ただでさえ出番が少ないグレートの、ほんの数分だけ見せた最強最後の姿といえよう。
しかし、ラスボスにとどめを刺したのはこの形態ではない。
その他
転じて、仮面などを外して素顔を晒した時、ロボットやアンドロイド等が顔の装甲やパーツを外して中身を晒した時などにも使われたりもする。
また、ロボットのマスク部分だけが出た場合にも使われたりもする。
一例
関連画像
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