概要
漫画の神様・手塚治虫御大の少しマイナーな作品『ブルンガ1世』に登場する生き物。
ブルンガ
かつて神と共に地上の生き物を創造した悪魔が最後に生み出した生き物の雄で、物語の始めにみすぼらしい老人の姿で現れた悪魔によって主人公であるジロ少年に譲られた。
当初は触手の生えた植物の球根のような姿だったが、ジロ少年の『イヌやリスのように人間の友達になれる動物』という願いと、偶然ブルンガの存在を知った片桐太郎青年の『トラとウマとワシとサメの強さを持った動物』という願いを受けて形が定まった。
通常時は可愛らしい青い子犬のような姿だが、戦いになるとイヌとトラを合体させたような青い怪獣の姿に巨大化。
尻尾を鳥の翼のように広げて空中飛行し、ウマのような姿に変身して地上を疾走。
水中に飛び込めばサメのような姿に変身して自由に泳ぐ……と、二人が願った通りの力を発揮する。
その上知能も高く、片言ながら人間の言葉を覚えて会話も可能。
たった一匹で在日米軍の基地を破壊できる力を持つ。
ジロ少年との交遊により、人間に対しては比較的友好。
ブルンゴ
ブルンガと対をなす雌。
イスラエルの刑務所に現れた悪魔がガノモスという男性囚人に譲り渡し、ガノモスの『ライオン・トカゲ・蛇・ハゲタカに似て獰猛で、俺には忠実な奴隷……残忍で冷酷、殺人もあっという間にやってのける何にでも化けられる怪物』という願いを受け、ハゲタカの頭を持つライオンのような姿の赤い怪物として誕生した。
また、巨大な大蛇や4本足のタコのような姿に変身する他、普段はブルンガ同様可愛らしい子犬か羊のような姿をしており、片言で人間と会話が可能。
脱獄したガノモスによって悪事に利用されるが、やがてその存在を知ったブルンガと出会い、逃避行を始める事になる。
主人であるガノモスに日頃から虐待されていたため、人間の事を餌ぐらいにしか思っていない。
ブルンガ2世
ブルンガとブルンゴの子供。
動物的な外見のブルンガやブルンゴと違い、人間によく似た姿をしている。
ブルンゴの持つ人間への憎しみや怨念の塊。