強気で高慢、とっても気の強いIKS.gear。IKSの道具として生まれたことに誇りを持っていて、コミュとチイのこと以外は見下しがちでつい強気になってしまうのだとか。実はずっと見ている動画チャンネルがあると言うウワサが……?
(アプリ内紹介より引用)
「私はリコ。でんこなんて『使えない道具』と一緒にしないで。」
概要
メインストーリー第3章にて初登場した、でんこ達の敵「IKS.gear」のうちの1人。
長い茶髪を2つにまとめ、露出の高い服装を着ている。また、首にはゴーグルのようなものがある。でかい。
同じIKSの仲間であるチイやコミュとは親しい友人。だがでんこを「スクラップ」、奪取er協会を「地下組織」呼ばわりして見下している。
デザイン元はランボルギーニのコンセプトカー、エゴイスタ。1人乗りのために作られた車両であり、イタリア語で「利己的」を示す車種名が名前の由来となっている。
劇中の動向
メインストーリー第3章
「……ハ。時代遅れのスクラップどもが、雁首揃えて宴会?平和なことね。」
蓮台寺三姉妹のマスター・タチバナの親戚が管理する駅にチイ・コミュ共々現れ、「再来年に駅が廃止される」という未来を変えないためにでんこと衝突することとなる。
クールタイム中のミオに衝撃波を放って攻撃するなど姑息な手段を取り、マスターにも衝撃波攻撃をしようとしたが、でんこやIKS.gearよりも遥かに大きいマスターには全く効かなかった。
めぐるを捕縛しようとするも、逆に実験サンプルとしてまりかに人質に取られてしまい……。
以下、ネタバレ注意
「……あれは……私の、一番の汚点よ。」
「お前が配信内で語った『おでかけ』を……
『思い出』を、美しいと思ったの。
羨ましいと思ってしまった。」
「……屈辱よ。だからお前を許せなかった。
一番に壊してやろうと思った!
でも、機材すら壊すことができなかった……!」
「あの日の『思い出』まで壊れてしまうような気がして、怖かった……
そんなもの、ありはしないのに!」
実はめぐるの配信を見たことがあり、めぐるの語っていた「配信が止まってしまった時に唯一見続けてくれたリスナー」は他でもなくリコだった。リコがめぐるに宛てた「誰もいなかったから、あまりにも哀れだと思ってだけよ」というコメントは、逆に彼女の精神的な支柱となっていたのだった。
そんなめぐるに対して「道具以下のスクラップ」と吐き捨てたリコだったが、めぐるは「未来や鉄道を守りたいと言う気持ちは協会に植え付けられたものかもしれない、でも動画配信やマスターを助けたい気持ち、思い出を作りたい気持ちは自分の意思だ」と必死になって説得する。
めぐる「でんこはっ!自分の意思で考えることができるように作られてるんですっ!
思い出を作るため、鉄道を、人を好きになるため--
でんこには、『本物の心』がある。」
「…うるさい…」
めぐる「だからめぐは、自分で考えて、ここでこうしてるんですっ!
だから、でんこをモデルにして作られたなら……
リコさんたちにも……本物の心があるはずで……」
「…黙れ…」
めぐる「IKSに従うばかりじゃなくてっ、自分で考えて!
自分の心がやりたいって叫ぶことをやったらいいじゃないですかぁ!」
「うるさいっ…!!!」
結局この時は有耶無耶になってしまったのだが……。
IKS.gearリコ襲来! ~Beginning of the battle~
序章
任務報告のため、未来にあるIKS本部に帰還したリコ。
幹部IKS.gearに報告するまで、「あの日」のことを思い出していた。
???「がっかりね、お前達には期待していたのに…。
駅はおろか、でんこの1体も破壊できずに逃げ帰ってくるなんて……。」
「ち、違います!私が…私が足を引っ張ったから……!」
???「そうね、…リコ、どうしてあのときコミュの手を抑えたの?」
「…それは…… あの日の『思い出』まで壊れてしまうような気がして怖かった……」
???「…おかしな事を言うのね……。
IKS.gearに守るべき思い出なんてない。
お前も私もIKSの命じるまま動くように作られたのに…。」
「い、嫌……私は……!」
???「安心して、製造されたばかりのIKS.gearのプログラムに少しバグが見つかっただけ。
すぐに元に戻るわ……。」
《ーーー再教育プログラムを実行しますーーー》
「嫌……、いやぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!!」
???「…でも、こんなもので壊れないでね?
お前にはもう少し役に立ってもらわないと……!」
???「期待しているわ、リコ」
「ーーー承知しました IKS.gear 再起動します」
イベント攻略法
そんなこんなで始まった駅メモ!初のレイドイベント。……誰だ、わからせとか言った人は。
「レベル・タイプ・属性によって敵に与えられるダメージが決まる」という仕様のため、「超高火力でワンパン」戦法が効かなくなっている。
リコの弱点に設定されたのは「cool属性」「ディフェンダー」であり、双方の条件を満たすのはルナ、もぼ、ベアトリス、なほ、みやび、ナツミ、いよ、アヌシュカの8体。特にルナはバージョンアップ実装済みのため、バージョンアップさせていたマスターはかなり有利になったとか。8体が育っていなくても、他のディフェンダーやcoolでんこでも戦闘力は上がるため積極的に起用していきたい。
だが、以下の仕様もマスター達を苦しめた。
- 「アタックエナジー」(最大5つまでストック可)が無いとリコに攻撃ができず、回復させるには1つ当たり2時間待たなければならない。「アタックエナジーゼリー」でも回復可能だが、ポイント報酬の他は課金でしか入手できない
- リコのHPは初期でも4000あり、初心者には単独撃破が困難
- 倒せない時の救済措置として「救援要請」機能があるが、過密地だと救援に行こうと思っていたらすぐにリコがノックアウトされていて攻撃できない
- 救援要請したらしたでリコに遭遇した駅名が他のマスターに知らされるため、身バレを危惧して使わないマスターも続出した上に当初はオンオフが切り替えられなかったので邪魔だと感じるマスターもいた(このことについては後に修正が入った)
- 一度に入手できるポイントは敵のリコのレベルが最大値の5でもせいぜい1000pt弱だが、報酬としてリコが獲得できるのは19,000ptと非常にノルマが高い(イベントストーリー全解放でも14,000ptのため、それ以上稼がなくてはならない)
- なお、IKS.gearはグレチケ類が使用不可能のため、イベント内で入手するしかできないのだが、最後までレベル上限を解放するには750,000ptという膨大なポイント量が必要となる
- そもそもリコの出現率が低め(時間帯によっては若干上がるが)に設定されているため、運が悪ければ全くといっていいほど来ない
- どちらかの条件を満たしたバージョンアップ対象がルナの他にはしぐれ、まりか、コヨイ、ナギサ(前半と後半の間に追加)のみ。アプリ版7th記念で週に1~2体追加されたキャンペーンの対象には、cool属性もディフェンダーも全く入っていなかった
こうして駅メモ屈指の鬼畜イベントを制したマスターの前に……。
イベントストーリー
「出力、問題なし。予定通り……排除する。」
時空間ホールを通って現代へと辿り着き、セリア・みろく・めぐるに襲いかかってきたリコ。「冷たい感じもしたけど、機械みたいな感じじゃなかった」とマスターが評した通り、洗脳によって完全に性格が変貌してしまっていた。
しかしめぐるの必死の説得を受け、心が揺らぎ始める。
回想のリコ『お前が配信内で語った『おでかけ』を……
『思い出』を、美しいと思ったの。
羨ましいと思ってしまった。』
「来るな、出て、くるな…… 私は……違う!!
うるさい……うるさいうるさいうるさいっ!
心など……絆などっ……道具にはいらない……!」
洗脳が解けかけたが暴走し、反動で今までにない威力の攻撃を放つリコ。しかしまりかにある点を指摘される。
まりか「あなた、前より弱くなってるわ。
前のあなたの方が、もっと可愛げも見所もあったわ。
IKSは見る目がないのね。」
そしてのぞみが協会からメモリーズフォームの解放権限を取得。覚醒したみろくとまりかからの猛攻を受ける。
「げほ、こほ……っ!気絶も……して、ないわよ……
まったく、空気もぶち壊し、じゃない……っ!」
無事正気に戻ったリコ。「IKSに再教育プログラムを施されるということは、自分が信用されていないこと」「こちらも信用できなくなった」というリコの発言を汲んだみろくの提案により、IKSを離反して奪取er協会に加入することを決心したのだった。
「でんこと群れるのはイヤ。特等席を用意して!」
プロフィール
でんこNo | IKS03 |
---|---|
タイプ | アタッカー |
属性 | heat |
スキル | エゴイスティック・フルアクセル |
キャラクターデザイン | ヨネベ |
最初にプレイアブル化されたIKS.gearなのにもかかわらずナンバーが3だが、スキルレベル6の解説文ではコミュ・チイのあとに作られたことが明かされている(IKS幹部の放った「製造されたばかりのIKS.gear」という言葉も恐らくこのことか?)。もしかしたら製造順にナンバーが並んでいるのかもしれない。
スキル
エゴイスティック・フルアクセル
一定時間、一定確率で相手のDEF変動スキルの効果量を0にすることがある。
相手がオリジナルでんこ・エクストラでんこの場合は発動率が上昇する。
ついにプレイアブル化されたリコは、屈指のバランスブレイカー級のスキルを引っ提げてやって来た。
相手側のDEFを増加させるスキルであれば、アクセス対象でもそうでなくとも無効化できる(厳密には「発動こそするが、補正値が0になる」という処理)という無茶苦茶な効果。つまりふぶやコヨイといった編成内効果にも有効なのである。
発動は個々のでんこごとに行われ、相手がオリジナル・エクストラでんこなら最終的には必ず発動するように。
特にバッテリー封印の代わりにDEFを大幅に上げるなほや、低いHPをスキルで補うタイプのギンカ・あさひにとっては天敵中の天敵となる。
ただし無効化できるのはあくまでDEF変動効果のみ。以下の効果は対象外となる。
- HP1で耐える効果
- 被ダメージを0にする効果
- 固定値軽減
- 無敵
- ダメージ肩代わり・身代わり
- AP減少(彼女は属性の兼ね合いで発動しない)
- ATK減少(計算式自体は通常のDEF増加と同じ)
- ダメージ上限設定(下記の「自身のDEF減少」にも該当)
- 属性相性ボーナスダメージの減少
- ラッピングやフィルムシリーズ効果及びその補強効果
- アクセサリーの効果及びその補強効果
- 無効化
また、デメリット効果としてのDEF減少も無効化するため、逆に不利になることも。
後に実装されたみゆきも同じ問題を抱えているが、あちらはラッピングやアクセサリーでのDEF増加にも反応する。
ちなみにリコ自身のステータスは非常に高い。
AP・HPどちらも初期状態では100以上あり、最終的には300を超える。そのため、スキルが発動しなくても大半のでんこのリンクを切れる上、リンク継続も容易。
上述の通り上限解放までのハードルが非常に高いほか、必要経験値が多いことを差し引いても非常にハイスペックといえよう。
関連項目
駅メモ ステーションメモリーズ! ランボルギーニ エゴイスタ
Liko:名前繋がりの先輩(こっちはスペシャルでんこ)
ダイワスカーレット(ウマ娘):茶髪ツインテール、巨乳、ツンデレと、共通点を感じたマスター多数。