イナゴ少女、現る。
概要
旧約聖書の「出エジプト記」における、十の災いをテーマにしたホラー映画。
当初は2006年8月11日に公開予定であったが公開日は二転三転し、最終的に2007年4月5日に公開された。
なおその日は奇しくもキリスト教で祝祭日とされる聖金曜日であった。
あらすじ
かつて信仰心厚き宣教師であったキャサリンは、過去に布教先として訪れたスーダンにおいて干ばつがおこった際に、迷信から夫と娘を地元民によって生贄にされて殺害されてしまった。
そのため信仰心を失い、現在では神の奇跡を科学的に分析して否定する科学者となっていた。
チリでの神の奇跡を、助手のベンと共に科学的に解明していたときに、旧知のコスティガン神父から連絡が入る。
その内容とは、彼が持っていた彼女の写真が一斉に燃えだし、冥府の神を表す鎌のような印が浮かび上がったので、これは不幸の前兆であると言うことだった。
そんな助言を無視して次に向かった「ヘイブン」という町では、ローレンという12歳の少女の兄が謎の死を遂げた後に、川の水が真っ赤に染まってしまったことを町の教師ダグから説明されたが、町では次々と「十の災い」と同様の奇怪な出来事が起こり始め...
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹き替え |
---|---|---|
キャサリン・ウィンター | ヒラリー・スワンク | 朴璐美 |
ダグ・ブラックウェル | デビッド・モリシー | 山野井仁 |
ローレン・マッコーネル | アナソフィア・ロブ | 菊地ゆうみ |
ベン | イドリス・エルバ | 乃村健次 |
コスティガン神父 | スティーヴン・レイ | 仲野裕 |
スタッフ
- 監督:スティーヴン・ホプキンス
- 脚本:ケイリー・ヘイズ/チャド・ヘイズ
- 原案:ブライアン・ルーソ
- 製作:ジョエル・シルバー/ロバート・ゼメキス/スーザン・ダウニー/ハーバート・W・ゲインズ
- 製作総指揮:ブルース・バーマン/エリック・オルセン/スティーヴ・リチャーズ
- 音楽:ジョン・フリッゼル
- 撮影:ピーター・レヴィ
- 編集:コルビー・パーカー・Jr
- 製作会社:ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ/ダーク・キャッスル・エンターテインメント
- 配給:ワーナー・ブラザーズ
- 製作国:アメリカ合衆国
- 言語:英語
余談
- 日本では公開にあたり、十の災いの一つ「蝗の災い」を準えたシーンを切り抜いた「イナゴ少女、現る。」というキャッチコピーのCMが深夜帯に放映された。
- 謎の少女ローレン役のアナソフィア・ロブは、映画『チャーリーとチョコレート工場』の人気キャラクター・バイオレット・ボーレガード役で有名な美少女である。