ルーチェ(バチカン)

るーちぇ

ローマ教皇庁の公式マスコットキャラクター。カトリック巡礼者をモチーフにした少女キャラクターで、2025年の聖年を記念して誕生した。

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目次 [非表示]

1 概要

2 表記揺れ等

3 注意点

4 関連タグ

5 外部リンク

概要

バチカンのルーチェ（イタリア語：Luce）は、ローマ教皇庁の公式マスコットキャラクター。

カトリック巡礼者をモチーフにしたかわいらしい少女キャラクターで、「希望の巡礼者」をテーマとする2025年の聖年を記念して誕生した。

2024年10月28日、リノ・フィジケラ大司教 (Wikipedia) によって公開された。

「光」を意味するイタリア語 "luce" は、希望と喜びを象徴していて、当キャラクターの設定にも反映されている。

水色髪（水色髪ショート）・碧眼（青髪碧眼）の白人系。

主要な色彩設計（色使いのデザインと指定）は、黄色（雨合羽）、水色（髪）、青色（黒目）、黄緑色（ブーツ）。ただし、表現媒体の違いによるのか、髪の水色に緑色が少し混ざるバージョンもある。

当キャラクターは、若者に訴求するよう、ちびキャラ（2.5頭身キャラ）、ゆるキャラ、萌えキャラなどといった、ポップカルチャー、とりわけアニメ（日本発祥の表現様式を採ったアニメーション）風の表現要素を詰め込むだけ詰め込んだような形で作られていながらも、カトリック巡礼者の特徴を数多く纏わせることで個性（キャラクター性）を際立たせている。

具体的には、雨合羽（レインコート）、首に提げたロザリオ、カトリック巡礼者が伝統的に用いる「巡礼者の杖 (Pilgrim's staff)」、悪路を歩いて泥で汚れたブーツなどといったアイテムと、ヨーロッパホタテの貝殻を模した形になっている（■上画像の4枚目を参照）瞳のハイライトがそれに当たる。

なお、古よりヨーロッパホタテの貝殻は聖ヤコブ（サンティアゴ）の象徴であり、聖ヤコブの眠る聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラを目的地として往来する巡礼者の目印になっており、本来は身体や荷物のどこでもよいので外から見える場所に着用する。ヨーロッパホタテ（学名：Pecten maximus）はイタヤガイ属の1種で、ホタテガイとは属レベルで別物。

首に提げたロザリオは、よく見ると赤青緑黄白の五色に塗り分けられている。これについて、仮面アメリカの公式ツイッターが「あれは五大陸を意味する『ミッションロザリオ』である」という考察を発言している。

ルーチェには、犬のサンティーノ (Santino) のほか、フェ (Fe)、シン (Xin)、スカイ (Sky) という名の友達がいる。また、聖母マリア、天使、オリーブの枝を携えたダヴ（平和の鳩）なども、同じ世界観で描かれている。