概要
小説「ミラーマン 鏡の黙示録」に登場。
インベーダーの残党で、白い煙の様な悪魔を思わせる姿をしている。
元々は二次元世界の侵略を担当していたが、TV本編の最終回で母星である惑星Xを失い、戦意を喪失していた所を二次元世界の復興の為にやって来た鏡京太郎=ミラーマンに捕縛される。
捕縛された後、彼に興味を持ったミラーマンと交流を深め、次第にミラーマンの心臓にセットされた爆弾を取り除くなど彼に対して友好的な態度を見せるようになって行き、ミラーマンから話を聞いた三次元世界に憧れ、レギオンと名乗るようになった(元々彼らには名前という概念は無く、管理社会が徹底している為に番号で呼ばれている)。
しかし何時しかその思いは歪み始め、ある日偶然感じ取った遠い宇宙の果てで起こった超新星爆発のエネルギーを感知。
これを切っ掛けに自身は“神”に選ばれた特別な存在と思い上がり増長、三次元世界へと進出して世界を作り替えようと目論み、肉体を捨てて精神体となって牢獄から脱走する。
長く精神体の姿のままでは本当に死んでしまう状況下であったが、体良く自身と同調する中川という名の青年を見つけ出すと、精神感応して憑依(正確には共生関係に近いらしい)。
“天乃喬生”と名乗るチャネラーとして活動しつつ人々からマイナスエネルギーを吸い上げて力を蓄え、着々と侵略の準備を行っていた。
超新星爆発の莫大なエネルギーを利用して人間を一瞬で蒸発させる、超巨大な台風を発生させて旧約聖書の『創世記』に記された大洪水を再現させるなどの様々な超能力を発揮する事ができ、相手の記憶から最も忌まわし記憶を読み取って実体化させる事や、銃弾を受けても全く傷を負わない不死身の肉体と化すなど、様々な超能力を発揮することができる。
少しずつ中川の精神を蝕み、肉体の主導権を完全に奪い取ったレギオンは神に選ばれた者として新たな世界を創造する為に様々な策謀を巡らせ、彼を追って三次元世界へと帰還した京太郎と対峙。
ミラーマンを苦戦させるが、朝子の現在の恋人である冬木の最後のメッセージからパワーの源である超新星爆発の位置を特定されてしまい、宇宙観測衛星『フェニックス』に搭載されたバリアシールドを張られエレルギーの供給源を絶たれ大幅に弱体化してしまう。
体制を整えるべく宇宙へと逃げ出すと、追ってきたミラーマンに一時的に肉体の主導権を中川に返して精神的揺さぶりを掛けて最後の抵抗を試みつつ、自身が地球で派手に立ち回った事を嗅ぎつけて再び集まってきた同胞たち(宇宙のあちこちで侵略行為を行っていた為、敗戦を知らなかったらしい)と合流を果たそうとするが、最後はミラーマンの最強の新必殺技『グレート・シルバー・プラズナー』を受け、集まって来た仲間たち諸共消し飛ばされ消滅した。