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円満雄剣

えんまゆうけん

円満雄剣とは、ツイステッドワンダーランドのコミカライズ『TWISTED-WONDERLAND THE COMIC ~EPISODE of HEARTSLABYUL~』の主人公である。
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概要編集

学年都立雲雀高校2年→NRC1年A組
誕生日不明
年齢17歳?
身長185cm(推定)
利き手不明
出身東京?
部活剣道部(雲雀高校)
得意科目不明
趣味不明
嫌いなこと不明
好きな食べ物不明
嫌いな食べ物不明
特技不明

ツイステッドワンダーランドのコミカライズ版の1章『~EPISODE of HEARTSLABYUL~』編における主人公(1章以降は別のキャラが主人公を務めており、各章ごとに主人公が変わるシステムの模様)。


都立雲雀高校に通う2年生。一人称は「俺」。学校では剣道部の副将を務めており、その肩書きに恥じない高い実力の持ち主。後輩からは「高校のレベルではない」と評されている。

精神統一


剣道部にとって10年振りの公式試合(詳細は後述)を控えた前日、バス停で帰りのバスを待っていた所に、突如として現れた謎の黒い馬車と遭遇する。その直後に気を失い、目を覚ますとどこかに閉じ込められた状態である事に気付き、動揺しながらも自力で外へ脱出。

しかしそこは見慣れたバス停ではなく、入学式が始まる直前のナイトレイブンカレッジであった。


混乱する雄剣に仮面を着けたどう見ても怪しい男が学園や黒い馬車について説明するが、雄剣からしてみれば何故魔法を使えない自分が、魔法使いを養成する学校に連れて来られたのかが分からず、ますますもって戸惑うばかり。

とにかく明日の試合のために一刻も早く元の世界に帰りたい雄剣が、仮面の男の制止を振り切って入学拒否を敢行しようとしたその時、外から一部始終を見ていたらしいグリムが窓をぶち破って乱入。驚愕する周囲を尻目に、「お前(雄剣)の代わりにオレ様がこの学園に入ってやる」と高らかに宣言した。


しかし「モンスターが魔法使い?ムリムリ」「冗談は山に帰ってから言えよ タヌキ!」と生徒達に馬鹿にされたグリムは怒り、火の魔法を乱発してその場はパニックに陥る。

その最中グリムを排除しようと前へ出たリドルをグリムの火から庇った雄剣だが、その行動は逆にリドルのプライドを傷付ける結果となり、グリムをユニーク魔法で無力化させたリドルに「自分を侮辱したという事はハートの女王を侮辱したも同然」だとして、次なる標的とされてしまう。


人物編集

性格編集

真面目でストイックかつ、朴訥とした性格。その一方でやると決めた目標には迷わず突き進む、真っ直ぐな熱血漢の一面も持つ。

彼の所属している剣道部は実は少し前まで廃部同然の体だったのだが、部を立て直すと決意してからはたった1人で部員を4人集め、剣道部にとって10年振りの公式試合出場を可能とした。その人柄と剣道の腕前から後輩達には慕われており、後輩の小絲沙也は彼に憧れて入部している。

その沙也の事は後輩達の中でも特に気にかけていた様で、作中ではどんなに困難であってもなりたい自分を諦めたくないグリムやデュースの姿に、沙也の姿を重ねて激励している。


しかし、真っ直ぐ過ぎるが故に一度決めたら周りが見えなくなり、更に後先をも考えなくなってしまう模様。

例として第2話では、リドルを宥めるべく己をフォローしようとしたトレイケイトの発言の流れを無視したり、自身が本当に異世界に来てしまったと自覚した際には、ツイステッドワンダーランドの事を何も知らないにも拘わらず、地道に聞き込みを続けて元の世界へ帰る手掛かりを探すという無謀な行動を取ろうとしていた。


胆力も相当なもので、クロウリーからオンボロ寮へと案内された時は「すごく趣のある建物だな」真顔で言い放ち、荒れ果てた内部を見ても「こんな立派な場所を借りてしまっていいのか?」と全く気に留めていなかった。

更に寮内でゴーストに遭遇した時は怖がるどころか、「すごいな!この世界では霊感がなくても幽霊が見えるのか!」「幽霊になるのはお断りだが 寮に住む仲間としてこれからよろしく頼む!」感心した上に友好的に接しており、逆にゴースト達の方が困惑していた(クロウリーは胆力と言っていたが、どちらかと言えば天然ボケに近いものがあり、前述の性格と合わせてどこかを彷彿とさせる)。


クロウリーから無料でオンボロ寮に住まわせてもらう見返りとして雑用係を言い付けられた時も、監督生が(下の方の選択肢で)不承不承といった感じだったのに対し、宿を与えてもらった上に情報収集や学習のために図書館の利用を許可された事で、雄剣にとっては至れり尽くせりと言っても過言ではなかったのか、「それはとてもありがたい!喜んで引き受けよう!」と二つ返事であった。


また、異世界への転移や謎の生物(グリム)との遭遇という混乱の極みにいるにも拘わらず、グリムの攻撃から咄嗟にリドルを庇うなど、正義感も強い(当のリドルからしてみれば侮辱にも等しい行為だった訳だが)。


剣道部においてたった1人で後輩達を率いてきた功績の賜物か、指揮力統率力にも優れている。

更にその剣道部で培われた体力や筋力は伊達ではなく、体力育成のハードなトレーニングメニューを汗ひとつかかず余裕でこなしていた


総括すると、入学式でパニックのあまり棺桶から飛び出して逃走した監督生とは対照的にクロウリーに啖呵を切って入学を拒否した上で退場を図り、更にそれ以降は、剣道部を再建して初めての大会を諦めざるを得ないショックから素早く切り替え元の世界へ帰る手掛かりを探し出そうとしオンボロ寮やゴースト達にも動じず雑用係を喜んで引き受けるという、まさに鋼メンタルの持ち主であると言える。


容姿編集

ツイステ イラスト

ツーブロックの髪型に180cmを超える大柄な体格と、いかにもな運動部系といった出で立ち。目は三白眼。

ちなみに剣道部の部員勧誘の際、その長身から後輩にビビられていた


本編での動向編集

主にゲーム本編との差異を記載する。なお『~EPISODE of HEARTSLABYUL~』は、プロローグと1章を合わせた話となっている。


上述の通り、助けようとした事が裏目に出て逆にリドルに首をはねられそうになる。

しかし、そこに割って入ったトレイとケイトのフォローもあって、何とかその場は収まった。


翌日、学園の雑用係としてメインストリートの像磨きに取りかかろうとしていた所でエースとデュース、そしてクロウリーに一度はつまみ出されながらも、再び学園に侵入したグリムに遭遇する。

雄剣がいたら自分が入学出来ないからと、襲い掛かろうとしたグリムを返り討ちにして取り押さえるが、どれだけ困難でも大魔法士になる夢を諦めないグリムに、雄剣は沙也の姿を重ねる。しかしエースがその夢を馬鹿にした事で喧嘩が勃発し、原作ゲームにおけるハートの女王像黒焦げ事件が発生。騒ぎを聞き付けたクロウリーに、3人纏めて即刻退学を言い渡されてしまう(グリムはクロウリーが来る前に逃走した)。「許してくれるなら弁償でも何でもする」と食い下がるデュースにクロウリーは、『食堂のシャンデリアの動力源となる新たな魔法石をドワーフ鉱山から取ってくる』事を退学撤回の条件とする。


かくしてドワーフ鉱山へと向かった3人は、魔法石を狙って先回りしたはいいが1人が怖くて山小屋に隠れていたグリムを加え、魔法石の採掘を始めた。

その最中に謎の怪物に襲われるも、雄剣の指示の下に態勢を立て直し見事逆転。あとは発見した魔法石を回収するのみ…かと思いきや、怪物は最後の力を振り絞ってエースとデュースに襲い掛かり、再び絶体絶命の危機に陥る。


しかしその瞬間、トレイとケイトを伴って現れたリドルの火の魔法が怪物を焼き尽くした。助けてくれたのかと喜ぶデュースを前に、リドルはエースとデュースがハートの女王の法律第304条・『ハリネズミがくしゃみをした日はトランプ兵が揃って歌を披露せねばならない』を破ったとして容赦なく2人の首をはね、彼等をハーツラビュルの法廷へと強制連行してしまう。

そこに連れて来られたハリネズミの前で、不思議の国の古典童謡『ワニの歌』を歌わされたエースとデュースは、法律を遵守出来て満足したリドルからどうにか許され首の皮一枚繋がる。


一方で残された雄剣は魔法石を採掘し、条件通りにそれを持ち帰った事と、問題児同士を協力させられる猛獣使いの才能を見出だされた事で、グリムと共に学園の生徒として認められた(なお、生徒と認められて以降も現時点ではNRCの制服を支給されておらず、雲雀高校の制服を着用している。就寝時は縞模様のパジャマを着用しているが、学園からの支給品かは不明)。


以降の流れは原作とほぼ変わらず、リドルがオーバーブロットした際には自身も剣道の防具一式を装備して参戦。しかもリドルの攻撃をことごとくかわして防いだ上に彼に面打ちを喰らわせ、エース・デュース・グリムが決定打を与える隙を作る活躍振りを見せた

ラストのなんでもない日のパーティーでは、リドルと互いに改めて自己紹介をして握手を交わし、彼からも「ユウ」と呼ばれる様になった。


ゲーム監督生🦐の台詞をコミカライズ監督生🦞に言わせてみた

ちなみに鉱山のシーンでは、原作で監督生が放った例のキツい一言もしっかり再現された(表情はイラストとは若干異なる)。


備考編集

  • 容姿について

雄剣は本コンテンツ初のビジュアル化された監督生。

ゲーム内の監督生は具体的な容姿設定がないため、コミカライズではどのように表現されるのか注目を集めており、多くの人が中性的あるいは一般的な男子生徒ではないかと予想していたところ、蓋を開ければ上述の通り体格の良い男子と多くの人が予想だにしない姿を見せた。

その衝撃から「これは小エビではなくむしろ伊勢海老ロブスターではないか」という感想が相次ぎ、ツイッターでは『伊勢海老』『ロブスター』がトレンド入りを果たすという珍事が発生。

以降は「伊勢海老監督生」「伊勢海老くん」「伊勢海老先輩」「伊勢海老の兄貴(または旦那)」等のあだ名が定着しつつある(ちなみに「ロブスター」はバルガスの渾名である事が判明して以降、監督生の呼び名として使われる事は無くなった)。

同時に(仮に今後ゲームと同じ事態が起これば)、この監督生を「小エビちゃん」と称したフロイドや「子猫ちゃん」呼びしたラギー、3章にて同じ部屋に泊めようとしたエースなどの度胸が相当だという意見も挙がった他、「この監督生なら確かにツノ太郎を恐れないだろう」と納得する声もあった。

容姿と関係は無いが、『コミカライズ監督生』という事で「コミ監」とも呼ばれている。


  • 原作との差異

1.一人称が「俺」。

2.容姿と口調がより男性的に。

3.式典服ではなく元の世界の制服姿で召喚される。

4.監督生が文字通り身一つで召喚されたのに対し、こちらは所持品(財布、携帯、竹刀と学校の私物)がある。

5.扉(棺)から自力で出る(ゲーム本編ではグリムが扉をこじ開けた)。


……など、原作ゲームとの差異がいくつか描写されている。原作担当である枢やなも、『主人公も漫画独自の個性・人生を持つキャラクター』『アプリの監督生とは少し似た部分もありつつ、かなり異なるアプローチでハーツラビュルに関わっていきます』と言及した。

また、雄剣はスマホではなくガラケー(もしくはガラホ)を所持している事が、第2話で判明している(原作ゲームの監督生は、元の世界ではスマホを所持していた事がクロウリーの質問で明らかになっている)。

ガラケーを用いる現役男子高校生は全くいない訳ではなくとも、非常に珍しい事は確かである。

加えて、第1話で雄剣のいた世界は『日本 東京』としか表記されておらず、現代社会であると明確に分かる描写は無い(第1話で街並みの中にスカイツリーが見えているが、これが完成したのは2012年であり、スマホがまだ普及し始めて間もない世代である)。この事から、「作中の時代は我々が暮らしている現代より少し前なのでは…」という考察も一部の読者の間でされている。

また、原作ゲームがループものであるとの考察もプレイヤーの間で囁かれている事から、「ゲームよりも前のループ世界ではないか」という説も。


  • 元ネタ

コミカライズ第3話から、エースとデュースに「ユウ」というニックネームで呼ばれている事から、名前の由来は原作ゲームの主人公のデフォルト名であると考えられる。

また1963年に公開されたディズニー作品、『王様の剣』の題材となった『アーサー王伝説』に登場する『卓の騎士』と、キーアイテムの『英』、すなわちエクスカリバーに由来しているという説も出ている(ちなみに王様の剣の映画本編には、円卓の騎士やエクスカリバーは出てこない)。

また、次章以降の主人公達の名字があの世に関連した用語が由来となっていることから、「閻魔大王」が由来という説もある。

剣道を得意としている設定は、ホーム画面におけるシルバーの「お前には剣の才能があると思っている」という台詞が由来であるとも考えられる。


関連イラスト編集

雄剣くん推し増えた

伊勢海老くん良〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜いせえびくん。


関連タグ編集

ツイステッドワンダーランド ナイトレイブンカレッジ

監督生(ツイステ) 男監督生

鋼メンタル 小絲沙也

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