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概要編集

上田-別所温泉を結ぶ上田電鉄鉄道路線。旧称、川西線。かつては別所線から青木線や西丸子線といった路線が分岐していたがいずれも廃止されている(ちなみにかつては青木線が本線で、別所線が支線という扱いであった)。

2005年に上田交通から分社化された路線である。


経営状態はあまりよくないものの、上田駅が新幹線停車駅なので、北陸新幹線に乗ればその後乗り換え無しで乗れる路線という意味ではアクセスは悪いとも言い切れない。


別所線は単線で、日中は2本の列車が行き来している。青木線が存在していた頃は、城下-上田原間が変則的な複線区間で、現在もその当時の名残が同区間に残存している。

交換可能駅は城下・上田原・下之郷と少ない(始点と終点の上田と別所温泉はともに交換不可)。かつては中塩田も交換駅であったほか、別所温泉も2面2線であった。また中野は交換駅に改築できるスペースがあり、実際にその計画もあるらしいが、現在に至るまで棒線駅のままである。


2019年の台風19号では上田~城下間で千曲川を渡る橋が落ちてしまい、一時期上田~下之郷間はバス代行となっていた。2021年3月28日に当該区間が運行再開し、ふたたび列車が走るようになった。


使用車両編集

(※1986年10月1日の架線電圧1500V昇圧後の車両のみ)


1500V昇圧前は「丸窓電車」モハ5250形を始めとするバラエティに富む電車が走っていたが、昇圧の際に5000系と5200系に入れ替えられたのち、7200系へ入れ替えた。この地点で長野県下の私鉄では、初めて冷房化率100%を達成しており、旅客サービスの改善にも寄与している。

なお開業時に用いられていた車両は、東急玉川線の前身にあたる、玉川電気鉄道が1372mmへの改軌によって不要となった4輪単車であり、その当時から東急の中古車両によって運営されていたとも言える。その後も何度か東急より車両の譲受をしており、これらは別所線以外の各線でも用いられていた。


現行車両は編成ごとに車体外装が異なっているのが特徴である。1001編成は東急時代そのままの「赤帯」、1002編成は地元のグラフィックデザイナー原田泰治氏が手掛けたカラフルなラッピング電車「自然と友だち1号(白トモ)」を経て沿線の日本遺産を記念した「れいんどりーむ号」、1003編成は1002編成と同じく「自然と友だち2号(黒トモ)」、1004編成はかつての丸窓電車をイメージした「まるまどりーむ号Mimaki」、6001編成は地元ゆかりの戦国武将真田幸村の甲冑をイメージした「さなだどりーむ号」。


駅一覧編集

接続駅は上田のみ。しなの鉄道北陸新幹線(長野新幹線)に乗り換え


駅名読み行き違い(交換)乗り換え路線
上田うえだ不可
  1. しなの鉄道
  2. 北陸新幹線(長野新幹線)
城下駅しろした
三好町みよしちょう不可
赤坂上あかさかうえ不可
上田原うえだはら
寺下てらした不可
神畑かばたけ不可
大学前だいがくまえ不可
下之郷しものごう
中塩田駅なかしおだ不可
塩田町しおだまち不可
中野なかの不可
舞田まいた不可
八木沢やぎさわ不可
別所温泉べっしょおんせん不可

関連タグ編集

上田電鉄 上田交通 東急電鉄 中野駅 鉄道 電車 別所温泉駅

八木沢まい 北条まどか


外部リンク編集

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