「そちの負けじゃ」
「ふっふっふ。来るがよい愚民どもよ」
「懲りずに来たか、愚民ども。近くば寄って勝負せよ。余は博打王キングじゃ!!」
CV:青野武
概要
「らんま1/2」に登場するキャラクター。
名前の通りトランプのキング(クラブ)のような容姿をしている。口調もキングらしく「余」の一人称を用いる尊大なもの。ただし服装は寅さん。
もとは祭りの縁日で子ども相手に賭場を開き、イカサマ博打をやらかして小遣いを巻き上げていた露店商。
しかし、小遣いを巻き上げられた子どもが子ども時代の久遠寺右京に、さらに敗北を喫した右京が早乙女乱馬に泣きついた事で両名と因縁ができてしまう。
そして右京と乱馬が博打でしてやられた腹いせにキングの隙をついて彼を簀巻きにして川に叩き落とし(その際に乱馬と右京はキングが落としたトランプを見て、イカサマであることを知った)、賭け代を反故にしてしまった事から、その取り立てのため右京・乱馬にリベンジしにやってきた。
ちなみにアニメでは、乱馬と右京がキングを簀巻きにして川に叩き落す際、
乱馬「え~い!こうしてやる!!」
右京「おととい来~い!」
キング「何をする~!?」
というセリフが追加されている。
二人ともキングを簀巻きにして流した事で油断して証文の回収を行っておらず、これをキングによって盾にとられた形になる。右京は賭け代にしていた屋台を早乙女玄馬に持ち逃げされていた事から回収の履行が不可能と見なされて事なきを得たが、乱馬はまさかの天道道場を賭け代に乗せていた事から天道家を巻き込む騒動になってしまった。
まんまと天道道場を巻き上げたのちは、道場を賭場(ゲームセンター)に改装して近隣の子ども相手にえげつない荒稼ぎを始める。
ギャンブラーとしては致命的にポーカーフェイスが出来ないため、本来は、あくまでも子ども相手に小銭を巻き上げることしかできない小悪党である(ただし、それをカバーするためにイカサマの腕を磨いている)。
そのためガチの鉄火場を渡り歩く天道なびきは事実上の天敵にあたる。ただし、なびき相手には、ここぞという場面で彼女の隙をついてイカサマを繰り出せたため一度は逆転勝利をもぎ取っている。
博打(ババ抜き)で「ババをとるか、とらないか」で顔芸をくり返す乱馬や早雲と勝負し天道家の家屋敷などの財産を巻き上げるが、最終的にいかさま勝負となり敗北した。
スーパーファミコン版の格闘ゲームではプレイヤーキャラクターとして五寸釘光とともに登場している。何故だ。さらにはテーマソングも持っており、「らんま1/2歌かるた」に収録されている。何故だ。
Pixivでは
ババ抜きでポーカーフェイスができていない、つまり相手がジョーカー(ババ)を引こうとしたら喜び、相手がそれに気付いて引く手札を他の札に変えようとしたらこの世の終わりが来たかの如く絶望する、その顔芸の様を描いたイラストに本タグがつく事がある。
もちろん、その様子が博打王キングを彷彿とさせるもの(乱馬・早雲も同様だが)であるため。