楽曲情報
作詞:秋元康
作曲:野村陽一郎
編曲:野村陽一郎
概要
『君はハニーデュー』は、日向坂46の11枚目シングル。当初は2024年4月10日発売予定だったが、秋元含む制作陣のスケジュール遅延により乃木坂46の35thシングル『チャンスは平等』の発売延期に伴いこちらも5月8日に延期となった。3月22日0時から先行配信開始。4月9日放送のNHKの音楽番組『うたコン』でテレビ初披露となった。
グループ卒業を発表した1期生の齊藤京子と高本彩花は本作が最後の参加シングルとなる。(両者共に表題曲不参加だが、齋藤はカップリング曲「僕に続け」でセンターを務めており、高本はアンダー曲「錆つかない剣を持て!」に参加となる。)
センターは4期生の正源司陽子が務める。正源司にとっては初の表題曲センターであり、4期生の表題曲センターも初の事態となる。
また、今作でようやく選抜制が導入され、4期生が選抜に合流した。その結果、正源司に加え4期生の藤嶌果歩、宮地すみれ、山下葉留花、平尾帆夏が初の選抜入りを果たしたものの、選抜常連(全員選抜なので当たり前だが)だった高本、高瀬愛奈、濱岸ひより、髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世が選抜落ちとなってしまい、濱岸は2期生の中で唯一の選抜落ち、3期生は選抜メンバーが上村のみとなっている。
特に高本に関しては今回が卒業シングルだったこともあり、元々選抜制の導入自体に抵抗のあったファンや高本推しのファンからは「せっかくの卒業シングルなのに選抜落ちになる理由が分からない」といった不満の声が相次いでいる。
これもまた乃木坂46のアンダーと同じく基準が明確ではないことの弊害といえる。
曲調は作曲担当の野村氏が得意とする「キュン」や「ドレミソラシド」のような爽やかなものとなっている。歌詞は、大切な人をハニーデューメロンに例えて、乃木坂46の楽曲「Monopoly」のように大切な人への一途な想いを表現している。
オリコンによると、初日売上37.2万枚を記録し、1位を獲得。その後、初週売上44.9万枚を記録し1位を獲得。
Billboardによると、初日売上47万枚を記録し、1位を獲得。その後、初週売上52.1万枚を記録し、1位を獲得。
主要メンバーの相次ぐ卒業や選抜制の導入等の不安要素があった中、オリコンでは前作よりも微増、Billboardでは(1000枚単位とはいえ)前作よりも微減という結果となり、今後の指標になりうる結果を残したといえる。(そもそも両者の集計方法が異なるため一概に比較のしようがないが。)
MV
テーマは「メンバーが楽しそうに踊りながら学校中を駆け回る」といういかにもオーソドックスな青春もの。
また、ダンスでは歴代のシングル表題曲を連想させる振付やフォーメーションが取り入れられている。
ヒット祈願
今回は選抜メンバーのみでのヒット祈願である。その内容は...修行。
滝行チーム12人(4人のチーム2つ、3人のチーム1つ、正源司)と護摩行チーム4人(各期から1人ずつ)に分かれて修行を行った。滝行の人数が護摩行よりもずっと多く、尺が長かった影響からか、護摩行の尺は短め。
滝行チームは道路に残雪が残り、水温も9℃と非常に過酷な中での挑戦だったが、全員それを乗り越え見事やりきった。
護摩行チームは尺カットの影響をモロに食らったためか、護摩行部分のみにフォーカスしたものとなってしまっていた。そのため、乃木坂46の29thシングル「Actually…」のヒット祈願で柴田柚菜と冨里奈央が護摩行の前に行っていた「礼拝」と「瞑想」を護摩行チームの4人が行っていたかどうかは不明。