概要
読んで字の通り喫煙しているアイドルのこと。タバコを吸っているアイドルのこと。
pixivでは『アイドルマスター』シリーズなどアイドルをテーマとした作品の二次創作のタグとして利用されていることが多いが、後述するようにアイマスは公式でアイドルが喫煙する描写はなく、また公式設定で喫煙するアイドルが登場するフィクション作品自体が少ない。
このため、pixivでも飲酒アイドルほどの投稿数はない。
平成以降は禁煙・分煙が社会的に推進されるようになったことから、現実世界でもあまり寛容に扱われないネタであり、特に女性アイドルの場合はおおらかだった昭和時代でもタブー視され、喫煙が原因で炎上や(特に未成年喫煙で)引退に追い込まれた事例も少なくない。一例として、モーニング娘。のメンバーであった加護亜依は、20歳未満であった当時週刊誌に喫煙する姿をスクープされ謹慎処分となり、大バッシングを受け、その後も万全の体制での芸能界復帰が難しい状況が続いていた。ただし、平成以降であってもジャニーズ事務所所属者をはじめとする男性アイドルでは公表しているケースも少なくない。SMAP(解散)のメンバー木村拓哉や、TOKIOの元メンバー長瀬智也は、雑誌のグラビアなどでも喫煙する姿が映されている。
近年ではメジャーな場面で活動するアイドル、またアイドル的な立ち位置にいる俳優・歌手・モデルなどが公表することはほとんどなくなったが、2010年代以降隆盛を迎えた地下アイドル(インディーズアイドル)は、20歳以上のメンバーが喫煙を公表することも少しずつ増えている。一例として、ZOC元メンバーの香椎かてぃは在籍中から喫煙者であることを公言している。
広義のアイドルであるアイドル声優については、声優という仕事は喉を商売道具とすることもあって、20歳以上であっても忌避感を示すファンが少なからずいる。実際に、歌手活動を行うとある女性声優が喫煙所に入っていく様子が、文春砲のターゲットとなったことがある(※なお、当該の声優は喫煙者ではなく、路上で知らない人に絡まれたので止むを得ず喫煙所に逃げ込んだという経緯が出演作のプロデューサーによって明かされている)。
フィクションにおける喫煙アイドル
現状、フィクションにおいては「スキャンダル」などの展開がない限りほぼ「喫煙習慣があるアイドル」自体が登場しない。数少ない喫煙アイドルの登場する作品の一つとして『バックストリートガールズ』があるが、こちらは「極道で、強制的に性転換手術を受けさせられた元男性(成人済み)」という特殊な設定となっているため、他作品と比較することが難しい。また、『ポプテピピック』(ポプちん)のように、ギャグ、パロディの一種としてアイドルの喫煙描写が出てくることもあるが、大抵は一回限りのネタで、複数回登場することがない。
上述の通りpixivでは『アイドルマスター』シリーズなどの作品の二次創作タグとしての利用が多いが、『アイマス』は基本的にどのシリーズでも、アイドルたちの喫煙の描写はない。単純に未成年が多いという事情もあるが、20歳以上のアイドルでも全く描写はなく、男女や飲酒描写の有無に関係なくタバコを吸うことはない。唯一の例外として華村翔真は元歌舞伎役者という設定から、昔の喫煙具である煙管を所持している公式イラストがあるが、実際に使用しているかは不明である。
アイドル以外では『ワイルドウインドガール』の内匠Pやアニデレの今西部長、シャイニーカラーズの天井努は喫煙者であることが描写されている。
pixivではギャップがあるためか、キュート属性のアイドル(それも未成年)が喫煙者扱いされる傾向が多い。
『アイマス』以外では『ラブライブ!』シリーズなどが投稿されている…が、こちらはアイドル全員が登場時点で18歳未満なので言わずもがな公式ではない。