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演者一覧編集

CV:坂口芳貞大塚明夫(PS維新激闘編)、松山鷹志(2023年版)

実写映画:宮沢和史

概要編集

『るろうに剣心』の登場人物。

元薩摩藩維新志士、明治政府内務卿。

内務卿として、剣心に密偵として送った斎藤一を通じて彼の力量を調べた上で、政府転覆を狙う志々雄真実の暗殺を依頼すべく神谷道場に現れた。その場では結論が出ず、5月14日に最終的な返事を剣心から貰おうとしていたが、その日に瀬田宗次郎によって暗殺されてしまう

なお、宗次郎が襲撃する以前に6人の石川県士族も大久保の暗殺を計画してわざわざ斬奸状を送りつけており、現場に駆けつけた時には既に暗殺が実行された状況に驚きつつも自分達の仕業に見せかけるために大久保の死体をメッタ斬りにした末に自首する等、結果的に宗次郎の罪を被る事となった。


達の視点から見ればやや独善的な人物に見えたようだが、その人物像は清廉かつ誠実。日本を国民が自分達の意志で自分達の進む道を選んでいく国家、すなわち国民国家(ネイションステイト)として生まれ変わらせるべく長期的な視野で日本という国の行く末を見据えていた。作者が幕末史において二番目にお気に入りの人物であったため(一番は土方歳三)、維新後の政府関係者はやや批判的に描かれることが多い中で、大久保だけは理想的な政治家として描かれている(劇中の斎藤に「大久保の死後は力不足のカスばかりが残った」と言わせているほど)。

また、大久保の顛末は政府関係者に「志々雄との敵対が何を意味するのか」を知らしめることとなり、以後志々雄一派の討伐に対して消極的になってしまった。斎藤曰く「どいつもこいつも大久保の二の舞を恐れている」とのこと(実際に後の北海道編で内務卿となった山縣有朋が大久保の暗殺から学んだ上での用心として常に影武者を用意している)。

大久保の死後、能力不足の政府指導者による明治政府の「迷走」も示唆されており、志々雄の唱える「弱肉強食」の政策を志々雄一派討滅後、明治政府が実施していくことになる。大久保の暗殺により、志々雄一派は思想面において明治政府の乗っ取りに成功した、という見方も出来る。


実写映画では、大久保が死亡した後に伊藤博文が後釜として登場した。


新アニメ版では原作よりも早く登場しており、月岡津南が起こした爆破テロが志々雄一派によるものでは無いかという意見に対し、死人が出ていないという理由で否定しながらも、油断は禁物として川路利良に調査を続けるよう命じた。


二次での扱い編集

検証シリーズ「フタエノキワミ、アッー!」では、なぜか相棒の川路利良に出番を食われている。


塩素の精として知られていて、剣心のことが大好きである。

検証シリーズの中では非常に扱いが酷く、

  • 斎藤一との勝負に割り込んだ際には緋村罵倒斎に「ウスノロで鬱陶しい虫」「脳天逝ってる様なサツマイモ屋」と罵倒される。
  • 剣心と斉藤が強盗を働こうとしたというデマを信じてデスノートで抹殺しようと思考を巡らしていたところ、瀬田宗次郎……もとい掃除王大久保のママチャリが欲しいという理由で暗殺、死体は石川家一族(石川県士族)の島田一郎&超ツラひでぇ(長連豪)達によってふぐ刺しにされてしまう
  • ふぐ刺しになった大久保卿を見た民衆には「死んどるね〜www」「ゲイっぽいね」「死ね~よ大久保」「ざまぁwww」と罵倒され、剣心にも(原形を留めていなかったのか)「え、大久保……?」「サクラちゃんをよくも!」と間違われたり、マシな時でも「えぇ…ショッ久保!」とまで言われる始末。
  • 挙句の果てには大久保卿の暗殺を知らせるはずの号外で夏の到来や雪代縁のカラスの訃報が優先的に報道された(ちなみに史実の紀尾井坂の変は5月14日に起きている)。

……と散々である。これ程の扱いの酷さは彼自身が持つデスノートの所為だろうか……?


なお一部の国では何故かCCOの声になっている。



余談編集

ゲーム版担当者大塚明夫氏はアニメでは鵜堂刃衛役を担当している。


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