概要
東京都世田谷区奥沢4丁目にある東急電鉄目黒線の駅(MG07)。
長らくの間、目黒線の駅の中ではホームの長さは唯一6両分しかなかった。東急新横浜線建設・開業に際し8両編成が設定されることになり、上り・下り改札口を行き来できる通路の整備(※1番線の改札口と3番線の改札口は独立したまま)や、それまで折り返し列車専用であった3番線を目黒方面待避線にする整備が2022年までに行われた。
当駅を始発・終着とする列車が数本設定されている。3番線の横に元住吉検車区奥沢車庫が隣接しており、8両編成が最大5編成留置できる。ここは目黒蒲田電鉄〜目蒲線時代には奥沢検車区だったが、後に検車機能を元住吉検車区と雪が谷検車区へ移管した。
駅構造
相対式ホーム2面2線の地上駅。2番線はホームのない通過線である。かつては単式・島式の複合2面3線だった。
利用状況
- 2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は、11,973人である。
年度別
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 10,638人 |
2009年(平成21年)度 | 10,578人 |
2010年(平成22年)度 | 10,573人 |
2011年(平成23年)度 | 10,955人 |
2012年(平成24年)度 | 13,232人 |
2013年(平成25年)度 | 13,664人 |
2014年(平成26年)度 | 13,636人 |
2015年(平成27年)度 | 13,738人 |
2016年(平成28年)度 | 13,879人 |
2017年(平成29年)度 | 14,198人 |
2018年(平成30年)度 | 14,312人 |
2019年(令和元年)度 | 14,010人 |
2020年(令和2年)度 | 9,800人 |
2021年(令和3年)度 | 10,597人 |
2022年(令和4年)度 | 11,472人 |
2023年(令和5年)度 | 11,973人 |
隣の駅
余談
当駅より徒歩10分ほどの、世田谷区東玉川二丁目に「新奥沢駅跡」と記された小さな石碑が建てられているが、この新奥沢駅とは旧・池上電鉄雪ヶ谷駅(現・東急池上線雪が谷大塚駅の北東側)より北へ延びていた、同社新奥沢線の終点である。新奥沢線は1928年10月に開業したが、池上電鉄が目蒲電鉄に統合された後の1935年10月末で廃線になっている。新奥沢線は全長1.4kmほどの盲腸線に過ぎなかったが、建設当初は省線の国分寺駅を目指す計画があったという。
関連タグ
自由が丘駅···当駅北西側500mほどのところに置かれ、世田谷区側の所在地が当駅と同じく奥沢である。