概要
妖怪ウォッチ3に登場する新型ウォッチ。正式名称は「妖怪ウォッチU プロトタイプ」。
デザインが一新され、サーチライトも小型サイズから大きなサイズに変わっている。一方で零式の要素も導入され初代ウォッチにあった妖怪レンズが廃されている。
メリケン妖怪を召喚出来るメリケンメダルの他、初代や零式のメダルも使える。メダルをセットすると画面がCGに変わり、サーチライトが種族に準じたカラーに点灯。ウォッチのコア部分がアメリカのネオン街のような場所に鎮座している演出からサーチライト内部に入り込むイメージで、
- ウスラカゲ族はロックバンドのライブ風(周りのLEDは青)
- プリチー族はチアガール風(周りのLEDはピンク)
- ポカポカ族は手踊り民謡風(周りのLEDは緑)
- イサマシ族は応援団風(周りのLEDは赤)
- ブキミー族はウインナワルツ風(LEDは紫)
- ゴーケツ族はジャパニーズストリートロック風(周りのLEDはオレンジ)
- フシギ族はサンバ風(周りのLEDは黄色)
- ニョロロン族はアラビアン風(周りのLEDは水色)
- レジェンド/偉人レジェンド妖怪はホールオペラ風(周りのLEDは金色)
- 王族は地獄風(周りのLEDは虹色)の壮大な演出
になる。
ちなみに妖怪ウォッチの中で「○○族」と言うのはこの妖怪ウォッチUのみである。
ネームモデルはWiiU。
アニメ版
未空イナホ
USAピョンが謎の極秘ルートで入手。さくらニュータウンの隣街アオバのアニメショップへ来たイナホに買うように囁きかけて、店内に「宇宙と交信できる」という宣伝文句と共に商品に見せかけて置いた。レジに持って行くも商品ではないのでエラーになったが、USAピョンが店員を操りイナホに強引に手渡した。
イナホはゲーム版とは違って妖怪ウォッチドリームを入手していない為、77話から最終回の214話まで(98話でのプロトタイプからの更新を経て)一貫して使い続けており、アニメ版で主人公が使うウォッチ(妖怪メダル使用)としては現役最長の2年8か月に及ぶ。ちなみに2番目はケータのドリームで1年8か月、3番目は初代の1年6か月(零式登場後もメダルの種類に応じて使い分けていた)、逆に最短はケータのウォッチUと零式でそれぞれ1年。
『妖怪ウォッチ!』ではケータのウォッチが妖怪ウォッチエルダに変わっているのに対し、イナホは引続きU2を使っており、33話で妖怪メダルでの召喚バンクを披露した。『4』とは違って紛失していない。
天野景太
マーク・シャッチーバーグと友人であったヒキコウモリがプロトタイプを貰い、クローゼットの家賃代わりとしてケータに手渡して、初代と零式はヒキコウモリが保管した。
妖怪ウォッチ♪では、1話でのウィスパーの手違いにより、放送終了した現在もドリーム、エルダ共々誰かの手に渡ってしまっている。
共通
その後、98話に於いて無線でアップデート更新され妖怪ウォッチU-1~5の五種類のカラーが登場した。この正規版は偉人レジェンド妖怪も呼び出せる様に改良されている。(U-1は白、U-2は黄色、U-3は緑、U-4は紫、U-5はピンクである。ケータはU1、イナホはU2を選んだ。玩具版でも2種類しか登場していない。)
なお玩具版の更新機能も逆輸入されており、プロトタイプでエジソンを召喚しようとして失敗している。
玩具版SDカードのスロットも逆輸入されており、ウィスパーも言及していたが特に劇中では使用されなかった。劇中の説明を見るに、更新の無線データを受信する箇所と考えて良いだろう。
また、Uから電話局のサポートセンターよろしく「妖怪ウォッチ召喚サービスセンター」なるものが運営され始めたらしく、召喚対象に不都合があるとメダルをセットした際にチャイムが鳴り、「こちらは、妖怪ウォッチ召喚サービスセンターです。ただいま(召喚しようとした妖怪名)は、召喚できない状況にあるか、妖怪電波の届かないところにいるため、しばらく経ってから召喚し直してください」とアナウンスが流れる(玩具版には無い)。時間や場所を越えて召喚できるんじゃなかったのか···
基本的に妖怪ウォッチUはドリームメダル非対応。
ところが、163話ではわすれん帽を召喚する時にドリームメダルを使用している。144話でキュウビがイナホの妖怪大辞典のメダルを見た時、キュウビのメダルがドリームメダルになっているのが確認出来る。『3』の召喚アプリとDX玩具でそれを再現しようとすると非対応のメッセージが流れて弾かれる。対応・非対応状況についてはゲーム版の節も参照。
映画妖怪ウォッチ
有馬ユウト
フウ2が妖怪市役所から支給されてユウトにプレゼントした。
ケータ&イナホ
ケータがぬらりひょんに対抗すべく謎の少年(エンマ大王の仮の姿)からもらった謎のメダルを使用し、エンマ大王を召喚しようとしたが
「レディースアンドジェントルメン···+%=&:#*···」
召喚対象が強大すぎる上に封印されていた影響か、ウォッチは音声がバグり沸騰するような音を立て始める。
ケータ「ああっ、まずい、妖怪ウォッチが!」
しかしケータのウォッチから力が溢れたのか盤面のカラーの光が出て、そばにいたイナホの妖怪ウォッチU2と繋がり、気づいたイナホがU2をU1とくっつけてリンクさせる。
するとU1、U2は赤の妖怪ウォッチEに変化し、盤面から溢れたメダルが分裂して2枚のエンマ大王召喚メダル=Eメダルに変化。
2人はウォッチを共鳴させて各々メダルをセットし、エンマ大王を召喚した(コミカライズ版ではウォッチ更新がされておらず、ウォッチの変化やメダルの分裂もないためケータがイナホのウォッチと共鳴したところを、自分のウォッチにメダルをセットして召喚している)。
玩具版
妖怪召喚時にアニメでのネーム表示演出に使われるエフェクト音声が妖怪名のコール後に流れる演出が追加されているのでアニメの雰囲気をより楽しめるのが特徴。
セット可能の初代銀メダル、零式メダルでの音声は妖怪ウォッチ2以降の音声の物となっているが注意点がある。
例えば、ロボニャンの銀メダルを初代白の妖怪ウォッチにセットすると『ロボニャン』と女性声となっていたのが妖怪ウォッチUにセットするとゲーム2やアニメに準じた男性声に変更されている。
しかし『ボイスチェンジ!』と後半の音声は流れないようになっている。
後半のボイスを流すには緑フレームの「ロボニャン(Zメダル)」をセットすることで音声は『ロボニャン!(召喚オン)ボイスチェンジ!』と流れる。
これはコマさんのメダルも同様で、銀メダルでなくZメダルでないと、アニメでお馴染みのコマさんの『もんげー!』が聞けなくなる。
レジェンドメダルは「ブシニャン」も同様で、初代ウォッチ対応メダルだとゲーム版2に合わせた『ブシニャン!』のみのボイスになっているが、零式対応メダルだと前半ボイスに合わせて後半の『それがし、レジェンド妖怪でござる』が流れる。
玩具版でしか聞けない音声に怪魔召喚ソングがあるがこの時はディズニーを思わせるような予想外の音声が流れるので一見ならぬ一聴の価値があろう。この他にも『Bメダル』などには独自の演出が用意されている。またメダルの向きを間違えた時に流れる『ソウジャナイヨ』の音声もあるが趣が異なっている。
正規版は所謂別売りの拡張用カバーとリストバンドを装着するだけのもので、わざわざもうひとつ買う必要はない(某ライダーの変身拡張セットと同じである)。
U-1のケータ用(ホワイト)とU-2のイナホ用(イエロー)とEのエンマ大王用(レッド)が発売される。
SDカードを用いた機能追加に対応しており、更新データを入れたSDカードを挿入することで新しいメダルに対応することが出来る。(更新をしてない状態で新しいメダルを入れようとすると『このメダルを使うには更新を頼むぜ』という音声が鳴る)その際『更新用意!!』『更新始め!!』の音声の後に「ザッザッザッ」という行進風の足音とホイッスルのエフェクト音が流れ終了時には『更新止まれ!!』と流れる。恐らく『更新』と『行進』のダジャレであろう。
U ver.2ではうたメダルに対応したほかにウォッチにピントコーンが取り付くことで一部のメダル音声が変化する。
U ver.3ではウォッチにエジソンが取り付くことで一部のメダル音声が変化する。
U ver.4ではタロニャントリオによってメダルの音声が元に戻る
U ver.5以降では新規メダルに対応するのみで、特別な音声はない模様。
ゲーム版
妖怪ウォッチ3にて登場。主にストーリー前半で使用する。
USA側では従来の妖怪ウォッチがUSAでは使えない為、ウィスパーが妖怪大辞典(メダルも含む)と引き換えに入手する。
日本側ではUSAピョンが渡すが、経緯はアニメ版と同様。
大型更新4.0では召喚アプリでトレジャーメダル(クレクレパトラ、ネコ2世など)にも対応するようになった。これはメダルが妖怪ウォッチUで使える「ノーマル」と妖怪ウォッチドリーム専用の「ドリーム」で大別されており、秘宝妖怪メダルはノーマルに分類されている為。召喚アプリでのドリームメダル召喚は非対応のまま据え置かれている。
通信交換で貰ったドリームメダルしか存在しない妖怪は妖怪ウォッチドリームを未入手の状態でも普通に戦闘で使える(ドリームメダルしか存在しない覚醒エンマ等々の神妖怪で確認済)が、それを実行出来るタイミングは限られており、6章序盤でケータとイナホが合流してメダルを共有し、ヨップくんとの戦闘開始直前までの間でプレイヤーをイナホに切り替えて操作している間のみ。イナホが妖怪ウォッチドリームを入手するタイミングはヨップくんを倒した後、妖怪クリーナー入手と同時。
先述のアニメ163話の件もゲーム版での戦闘を参考にしたと解釈すれば納得いくだろう。
コロコロコミック版
更新機能はなくプロトタイプ等の呼称もない。
未空イナホ
USAピョンがイナホが拾うように道端においた。
天野景太
ヒキコウモリが懸賞で当てたこのウォッチを家賃代わりにケータに渡した(最初ヒキコウモリは呼び出す友達もおらずネットオークションで高額転売しようとした)。ウィスパーは零式が安売りをしていたので購入したものの、その直後にこのウォッチが発売されたので買えなかった。
ちゃお版
未空イナホ
アニメ同様USAピョンがイナホに「宇宙と交信できる宇宙ウォッチ」と囁いて買わせた。