「君も相変わらずの詮索好きだね」
概要
自称29歳の私立探偵・安室透と、自称「7歳かな…」な小学生探偵・江戸川コナンという組み合わせ。
発端
安室がコナンに興味を抱き始めたのは、安室が黒の組織のメンバー・バーボンだと判明した後である。
「密室にいるコナン/謎解きするバーボン」にて、伊豆のとある別荘で起きた殺人事件を解決する際、安室=バーボンを警戒したコナンは眠りの小五郎の推理ショーを断念。代わりにさりげなくヒントを出し、小五郎らに自力で解決させることにした。
事件は無事解決し、蘭や園子、横溝兄にも怪しまれることなく(眠らない小五郎への不安はあったようだが)終わったのだが、安室だけは違っていた。解決後、彼はベルモットとの電話の中でこう言い放ったのだ。
「俄然、興味が湧いてきましたよ… 眠りの小五郎という探偵にね…」
彼の脳裏にはコナンの姿が浮かんでいた。
安室視点
一度興味が湧いてしまうと止まらないのが探偵の性か、以降の安室は何かとコナンに注目している。
「甘く冷たい宅配便」では、風に飛ばされたレシートの送り主がコナンだと察するや否や、ポアロのバイトを早引きしてまでレシートを探し出し、コナンが記した暗号を解読して彼(と子供達)の元へ駆けつけた。
また「招き三毛猫の事件」では、三毛猫・大尉の飼い主を特定するため、コナンが「無邪気な笑顔で猫を被って」嘘をついたことを見抜いていた。
そして「ジョディの追憶とお花見の罠」をきっかけに、FBIと親しいコナンが、宿敵・赤井秀一の死の真相にも関係しているのではという疑いを深めていく。
コナン視点
安室=バーボンと判明して以降、コナンの安室への態度は「警戒」そのものに。蘭が安室に近づくことを危惧したり、哀を安室に会わせないよう気を遣ったりしていた。
そしてこちらも「ジョディの追憶とお花見の罠」をきっかけに、安室が赤井の死の真相解明に動き出していることを察知し、ますます警戒を強めていく。
しかし一方で、安室が
などの行動を見せたことから、彼を完全な悪者だとは思い切れていない節がある。
また安室の推理力も認めており、「甘く冷たい宅配便」では彼が解読することを期待して暗号を作っている。
「緋色シリーズ」にて
安室の動きに注意する一方で、コナンは彼の真の正体が公安警察の捜査官である可能性に気づく。確認のため
「安室の兄ちゃんってさ… 敵…だよね?悪い奴らの…」
と問いかけるが、安室の答えは
「君は少々僕の事を… 誤解しているようだ…」
だった。自分の考えを否定されたコナンは焦り出す。
しかし、結局はコナンの推理通り、安室の正体は公安警察官・降谷零であった。
この件の落着後、2人はこんな言葉を交わしている。
コナン「ウソつき…」
安室「(フッと笑った後)君に言われたくはないさ…」
コナンの言う「ウソ」とは、自分が公安であることを否定した安室の言動を指すと思われるが、安室は当時のコナンからの問いが「想定外だった」と回想している。
その後
安室が「悪い奴らの敵」と判明したことで、晴れて2人は協力関係に!……とはならなかった。
正体が公安警察であっても、現在も組織の命令を受けてバーボンとして活動する安室はコナンにとって要注意人物であり、一定の信頼を寄せつつも完全には気を許していない。
安室もコナンが普通の小学生であるとは信じておらず、お互い探り合い牽制し合う関係が続いている。
一方で、「眠りの小五郎」のカラクリがバレかねない蝶ネクタイ型変声機をコナンが安室の前で平気で使ったり(原作第94巻FILE.7「ただのじゃないもん!」)、逃げた相手をボールで仕留めたコナンを見て安室が「なるほど… あれがキック力増強シューズか…」と悟ったり(同)と、安室がコナンの正体に着実に近づいているとも取れる場面が増えてきている。
劇場版では
第20作『純黒の悪夢』
安室の劇場版初登場作品となった同作では、黒の組織に潜入していた各国の諜報機関のスパイ(NOC)が次々に暗殺されたことを知り、コナンが安室の身を案じている。
何とかジンからの粛清を免れた安室は、東都水族館の観覧車内部で駆けつけたコナンと再会。クライマックスでは組織の銃弾で脱輪した観覧車のホイールを止めるべく、コナンの身体(18kg)を抱え上げ思い切り投げている(その後赤井がキャッチした)。
また、プレストーリー「安室に忍びよる影」には、安室をつけ回す不審な男について2人が話すシーンが登場。
「組織あるいは公安の人間ではないか」というコナンの言葉を安室が普通に聞いているあたり、自分の正体をコナンに完全に知られていることに関しては最早何の疑問もない模様。
後半、安室がハムサンドの作り方を披露する場面では、喫茶店の仕事に対する彼の真摯な姿勢にコナンが感心している。
第22作『ゼロの執行人』
『純黒』からわずか2年、再びメインとしての登場が決定した安室だったが、予告のコナンの「今回の安室さんは、敵かもしれない……!」という台詞から、同作で2人が対立することが示唆されている。
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