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経歴編集

1966年生まれ、東京都出身。


慶應義塾大学経済学部卒業後1990年にTBSへ入社。テレビの報道局に配属され、社会部や政治部などの所属を経て「報道特集」プロデューサーワシントン支局長などを歴任した。

この経歴からは珍しい保守的な思想の持ち主として知られ、飛鳥新社の『月刊Hanada』などによく寄稿する姿が見られる。


特に自民党安倍晋三とは古くから親交があり、自他共に「最も近いジャーナリスト」と認めるほど。彼の第一次政権辞任(2007年)を真っ先に把握し報道したのも山口である(※)。

もっとも、距離が近すぎるが故にその死に際しても公式発表に先んじて追悼の言葉を述べており、「たとえ事実を知らされていたとしても、軽率な行動だったのではないか」などと賛否両論を呼んでもいる。


不祥事編集

ワシントン支局長時代の2015年、一時帰国中に同業の伊藤詩織(メイン画像左側)と東京都内で会食した。その際に何らかの薬物を盛り、昏睡状態にさせた上でホテルに連れ込み準強姦に及んだとして彼女から告訴されている。


これに対し、山口は「単なるの悪酔いであり、それに乗じて自分を求めてきたものに応じたに過ぎない」として、性行為自体は認めるものの違法性については全面的に否定する旨を表明。むしろ伊藤側を名誉棄損等で訴え返すという行動に出ている。


山口の態度にはスラップ訴訟ではないかといった批判も上がったが、山口はこれらに対しても法的措置を取るとしており、実際に小林よしのり有田芳生などを告訴している。



一応の決着を見るまでに7年以上を要したため結論のみを簡潔に記すと、刑事事件としては早々に不起訴処分が下され、伊藤側は検察審査会に異議を申し立てるも不起訴相当とされたため終結。

一方民事では、伊藤側の主張を大筋で認めつつ、薬物の使用についてのみは証拠不十分とした。

裁判所の見解が割れると共に、どちら側から見てもしこりの残る結論しか出なかったことから、双方の支持者を含めてその後も論争が続いている。

ちなみに小林らに対する裁判は、民事に準じて準強姦やスラップ訴訟に対する批判は認めるが、付帯する罵詈雑言については違法とする判決が下される傾向がある。



なお、山口は係争中の2016年5月30日付でTBSを退社し、アメリカシンクタンク「イースト・ウエスト・センター」の客員研究員となっている。

山口によると、これは不祥事を受けた処分ではなく、いわゆる「ライダイハン」の報道を拒否されたことに対する自発的な抗議であったのだという(※)。


※:本人インタビューによる。


関連タグ編集

ジャーナリスト 記者 コメンテーター 伊藤詩織(ジャーナリスト)

山口メンバー:「山口」姓の人物による不祥事炎上が相次いでいたことから、まとめてこう呼ばれる場合がある。敬之の場合、「TBSの」という以外に「アベトモ(「お友達内閣」と揶揄された安倍晋三コネクション)の」といったニュアンスが含まれる傾向がある。

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