作詞:畑亜貴 / 作曲:佐々倉有吾 / 編曲:渡辺和紀 / 歌:Aqours
概要
ラブライブ!サンシャイン!!の楽曲で、2016年4月27日に発売されたAqoursの2ndシングル。略称は「恋アク」。
CDにはこの曲のOff vocal版、c/wの『待ってて愛のうた』『届かない星だとしても』、ドラマパート全4話を収録。BD/DVDにはアニメーションPVが収録。
初回盤には、メンバーの新プロフィールカード全9種の内1枚が付属するほか、6月に行われた発売記念トークイベント「ぷかぷかサンシャイン」への応募券が封入されていた。
因みに、このときのプロフィールカードでは全媒体含めてはじめてAqoursのスリーサイズが記載された。
センターは第1回「Aqoursセンターポジション総選挙」で1位を獲得した渡辺曜が務める。
歴代のラブライブ!シリーズのシングルは総選挙の結果が関わった場合、その順位が歌のパート振りの優遇やダンスのチーム分けとして反映される傾向にある。
が、この『恋になりたいAQUARIUM』は三年生が揃って7~9位だったこともあってか、順位重視は控えめに、PVの描き方・1番サビ以降のダンスの全パートが曜中心で2年生>1年生>3年生の形のフォーメーションになっている。
泡の音のようなイントロから始まる全体の曲調は、歌詞の主人公や魚が水中を泳ぐ様を思わせる浮遊感に楽しさや情熱のアクセントを乗せて盛り上げてある。
曲名やドラマパート、歌っている場所が水族館(らしき場所)であることや「水の中」、「真珠」、「魚」などといった歌詞、アクセサリーを含めたへそ出しルックの衣装のデザインからイメージは人魚であると推測される。
4月27日付のオリコンデイリーランキングで2位を獲得。因みにフラゲ日である4月26日は4位。
その後の5月9日付のオリコンウィークリーランキングでは初動4.7万枚を売り上げ、週間3位を記録した。
なお、pixivのイラスト投稿においては、センターが渡辺曜である影響からか、曜ちゃん単独でのイラストが多い傾向にある。
アニメーションPV
デビューシングルの『君のこころは輝いてるかい?』同様にアニメーションPVが製作されている。
今作のPVの舞台になったのは水族館伊豆・三津シーパラダイス(通称「みとしー」)。PVのメインダンス以外で映る水族館シーンはどれもみとしー内に存在する場所なので聖地巡礼が可能。
ダンスステージは、色とりどりの魚の影が泳ぐ水槽を背景にした円形の広場。ただしこの場所だけはみとしーに実在しない。
みとしーのマスコットキャラクター「うちっちー」がゲストで登場。以後うちっちーはAqoursにおける準レギュラーとなり、Aqoursのイベントにたまに御呼ばれされている。2018年のエイプリルフールではAqours公式ファンサイト『Aqours CLUB』リンクが『UCHICCHI CLUB』ページにリダイレクトされ、その中の動画コンテンツには『恋になりたいAQUARIUM』ダンスをみとしー施設を存分に使いつつFullで踊りきるうちっちーの姿がそこにあった。スクフェスでも複数のコラボイベント実施。
ダンス外のシーンではセンターの曜を中心とした物語が展開されており、桜内梨子が転校してきて高海千歌と仲良くなってしまった事に寂しさを感じてしまう、というものになっている。
この話はアニメ版1期11話にて、舞台と場面全て描き直した形でもう一度取り上げられた。また、PVラストカットで登場したイルカのスノードームも、小道具的なポジションとしてアニメ作中にたびたび登場している。
このPVで曜が着たうちっちーの着ぐるみは、同1期11話で妄想という形で再現。そして2期4話でみとしーと共にめでたく実物が登場。
その縁から伊豆箱根鉄道駿豆線でラッピング電車(3000系3501編成)が2016年4月27日から運行された。当初は7月までの予定だったが、好評だったためか9月まで延長された。
その他、7月からは伊豆箱根バスでもラッピングバス(KK-RM252系伊豆200か・107)、伊豆箱根タクシーでもラッピングタクシーが登場。
ラッピングバスは伊豆・三津シーパラダイスとその周辺を走る路線で運行され、タクシーは予約を入れることで貸切ることも出来た。
また当初は、YouTubeのランティス公式チャンネルでPVのshort ver.が配信されていたが、発売から約1年後の2017年4月26日にこちらもFULL ver.が配信開始された。
ドラマパート
本CDに収録されているドラマパートは全4話。
ストーリーは、出来立てのグループAqoursが新曲のPVを撮影できる場所を探しに、沼津にある三ヶ所の水族館『あわしまマリンパーク』『伊豆・三津シーパラダイス』『沼津港深海水族館』を三学年に分かれて調査しつつ施設を楽しむというもの。ただしラブライブ!シリーズのドラマパートなので施設内で騒ぐ走り回るは当たり前のドタバタ劇だが。
このドラマパートこそがAqoursキャラクターが数十分間も会話し続けた初めての作品であり、9人のキャラ設定が電撃G'sマガジン掲載の公野櫻子原案のものと大きく異なって今のアニメ版にかなり近いものになったのと、「千歌が自分のダジャレを説明する」「ダイヤがペンギン」「シーラカンスとルビィ」等々の強烈なギャグもあってドラマパートにしては知名度がかなり高い。
初期から松浦果南の住居兼ダイビングショップに置き換わっている淡島のカエル無料展示施設『カエル館』が正式に登場している唯一の作品でもある。
ライブ披露
キャストによる三次元ライブは、2017年2月25日・26日のAqoursの1stライブ両日で初披露となった。本曲の衣装は2ndライブツアーにて着用され、まさかのヘソ出し上等という再現度を重視した仕上がりであった。
ダンスが派手でない分、どんな会場でも安心して披露できるので、シングル曲の括りでは『君のこころは輝いてるかい?』より実施回数が多い。同理由を持ち、後述の要素で同じくらいの人気を誇る3rdシングル『HAPPY PARTY TRAIN』がそれに続いている。
PVでステージがライトアップされて「水色→みかん色(→さくら色or紫色)→水色」と区切り良く変化していく景色は一部観客のブレードの色替えで再現されている。半数以上の観客は色を変えず水色で通している。
ヨーソロード
大サビで曜が歌い始めるシーンでPVの曜の足先から延びる水色のライン、通称「ヨーソロード」(※キャスト公認)がこの曲の目玉の一つであるので、観客からはなんとかして再現できないものかという声が上がっていた。
1stライブ、2ndライブではセンターステージまでの花道の脇を水色に光らせて再現された。
が、ファンから最も望まれていた、ライブ会場中央の観客達がブレードで順に1本の水色の道を作っていく案は、昨今の多種多様なファン意識の統一の難しさから実現しないものだと諦められていた。
ところが、時は2017年11月8日。
Aqoursファンミーティングツアー2会場目 ソウル公演。
海外で観客の入りが少なめだった当会場では開始前に、有志手作りの色鮮やかなイラスト入り「ヨーソロード&カナンレール」手順パンフレットが配られ、呼びかけも繰り返された。
これにより意識がほぼ一つにまとまった観客達によって、ブレードでのロード作成が見事成功。
ラブライブ!公式Twitterでその光景を映像で紹介されるほどの快挙であった。
「カナンレール」こと『HAPPY PARTY TRAIN』の大サビで同様にレールを作る企画もこれまた成功。
この光景には日本国内外のファンの多くが感銘を受けた。
続くファンミーティング3会場目の札幌公演で、先のソウルの企画を倣ったロード作成企画が日本でも立ち上がり、(札幌1日目はまさかのセトリ外れでファンも驚愕したが)2日目の2公演で『恋になりたいAQUARIUM』と『HAPPY PARTY TRAIN』が各1曲披露され、日本でもロードが成功。
以後このファンミーティングツアー中はこの2曲が来たらロード&レールを作る動きが定着した。
ところが、ファンミーティングツアーが終了してナンバリングライブである3rdライブになると、企画の呼びかけ自体が行われず、この2曲が来ても大サビでは会場全体がセンターメンバー色に染まる今までの形に戻った。
観客動員数がファンミーティング時よりも遥かに多かったのが理由かもしれない。
迷惑コール問題
この曲がライブで披露されるたびにしきりに取沙汰されるのが迷惑コール問題である。
…というのも「ラブライブ!」から「ラブライブ!サンシャイン!!」へとバトンタッチされた頃、地下アイドルを中心に広まっていったとされるイェッタイガー(通称「家虎」)が偶々アニメイベントや声優のライブでも乱用され始めていた時期だったのが事の発端。
Aqoursのライブも決して例外ではなく、特に「恋になりたい~」は家虎との相性がいいためにむやみやたらと乱用される確率が非常に高い。その影響で「恋に~」が来るだけで害悪コールを警戒するファンが珍しくなかったり、ファン同士の揉め合いに発展したりしたケースもあるほど。
家虎に限らず、2番のサビ前にある諏訪ななか(松浦果南役)のソロパートが決まって厄介勢の大声でかき消されるという事態も発生している。ファンの中にはこちらの方が家虎以上に迷惑だと主張する者も少なくない。
スタッフ
監督・絵コンテ・演出 | 酒井和男 |
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キャラクターデザイン | 室田雄平 |
デザインワークス | 河毛雅妃 |
プロップデザイン | 西澤千恵 |
総作画監督 | 河毛雅妃、平山円、藤井智之 |
作画監督 | 佐野恵一 |
ライブパート作画監督 | 永富浩司、後藤望、重国勇二、寺尾憲治、渡邊敬介 |
美術監督 | 東潤一 |
セットデザイン | 高橋武之 |
色彩設計 | 横山さよ子 |
CGディレクター | 黒崎豪 |
CGプロデューサー | 小石川淳 |
3DCGI | サブリメイション |
撮影監督 | 杉山大樹 |
編集 | 今井大介 |
音響監督 | 長崎行男 |
振付 | 石川ゆみ |
アニメーション制作 | サンライズ |
2024年エイプリルフール
2024年エイプリルフールにはラッコズとのコラボで「チョイになりたいCHAMCHARIUM」のMVが公開。歌唱はラッコ界のアイドル「RAqours」。コットンキャンディえいえいおー!以降狂ったMVに味を占めたのか、今年もAqoursは方向性がトチ狂ったエイプリルフールとなった。RAqoursの歌唱はまさかのサビ前までだったのでズッコケた人も結構いた模様。
関連動画
尚、本MVはYoutube上にアップロードされている全てのラブライブ関連動画の中で歴代で最も再生されている動画である(2022年10月現在で888万再生)。