概要
鉄道路線や駅の誘致はその経緯で他者(自治体・市町村等々)に実害が及んだ場合が多く、実害が無い事例は全国的に見ても稀。
ただし、これは別の理由で出来た駅がある地域に対するレッテル貼りとして本記事の名称が使われる事もとても多い。(後述)
他者に不利益どころか廃止・値上げ等の改悪を一方的に押し付けた事例
言うまでもなく絶対にやってはいけない行為である。
第三者による漁夫の利
近接する2つの駅が特急停車駅争奪の我田引鉄を繰り広げている間に調停案として第三者となる全く別の駅が漁夫の利を掠め取った事例もある。
事業者側と誘致する側の双方が得をし、且つ他者に実害が(ほぼ)及ばなかった
これが我田引鉄の理想形なのだが、残念ながら全国的に見てもレアケース。
風評被害
現状では「我田引鉄」の名称がレッテル貼りの手段として、積極的に悪用される有り様である。
- JR東日本中央本線岡谷-塩尻
- 辰野駅を経由する旧線「大八廻り」は前述の阪神鳴尾駅付近とよく似た、大きく南へ寄り道する線形である。
- これは建設当時のトンネル技術が未熟だった為であり、断じて我田引鉄目的ではない。当該区間は後に長大トンネルによる直線的な線形の新線で短絡された。