概要
週刊少年ジャンプに2010年正月の四大新連載の最後を飾る作品として掲載された、榊ショウタ作の戦国バトル漫画。全2巻。
あらすじ
天下統一をもくろむ大名・織田信長は、一つが千人の兵士にも匹敵する霊力兵器「甦土武(ソドム)」を開発する。しかし夢半ばにして信長は本能寺の変で業火の中に没し、後を継いだ豊臣秀吉は、通常の十倍の破壊力を持つ重臣級甦土武と数多の量産型甦土武の力で天下を統一。暴虐の限りを尽くす秀吉はさらなる力を求め、ある甦土武の解放の鍵となる信長の遺児・お長を手に入れようとする。
時は流れて1592年。秀吉はお長の輿入れ(強制結婚)を行おうとする。その野望を打ち砕くために、甦土武を宿した破戒僧・天海が立ちはだかり、お長を救い出す。その正体は、ある意外な人物であった。今ここに、桃山政権と天海との戦いが幕を開ける。
登場人物
本作の主人公。炎熱を司る重臣級甦土武「迦楼羅」を右手に宿す旅の和尚。御年66歳のスケベジジイだが、とある事情により甦土武装着時と同じ若い外見をしている。かつての戦友だった秀吉を止められず、信長を死なせてしまったことを後悔している。
お長
本作のヒロイン。16歳。織田信長の遺児。子供っぽい純粋な心の持ち主で、天海曰く「私が信長様にお仕えしていた時から成長してませんね。胸以外は」。
作中で政宗の陰謀により、幼女になってしまったこともある。
光秀に仕える小僧。下心丸出しになりがちな光秀を諌めるのが主な役割。あだ名はムッくん。
元々は忍者だったが、お市の方の優しさに触れて忍者の里を抜け、民衆を助ける義賊になった。後に光秀が政宗から与えられた「夜叉」を受け継ぐ。
太閤。信長を暗殺して光秀に罪を着せ、全てを奪った男。「力こそ全て」という信条を持ち合わせており、雷を司る重臣級甦土武「帝釈天」を操る。
奥州の独眼竜の異名を持つ青年武将。風を操る重臣級甦土武「夜叉」を持つ。秀吉の配下だが、隙あらば自分が天下人の座に付こうとする野心者。小柄な体格にコンプレックスを持っている。どういうわけかpixivでは主人公を差し置いて最もイラスト投稿数が多い。
政宗の側近。風流を愛する上品な男。
ある目的のために秀吉が甦らせた最強の武将。2m近い巨体で、特殊な武術『風林火山』を自在に使いこなす。生命エネルギーを操る重臣級甦土武「乾闥婆」を与えられている。頭は良いが、思いつくダジャレのセンスは小学生レベル。
ちなみに上杉謙信も生き帰っているらしい。
信長の妹。お長からは姉のように慕われていた。ある目的のために信玄と共に甦らされた。皆さんの予想通り絶世の美女で、生前は光秀が幾度となくデレデレになりその度に信長にシバき倒されていた。結構な天然。
甦土武を作り、戦の無い平和な世界を目指した武将。意見の食い違いにより、秀吉に襲撃されてこの世を去る。