概要
「おそ松さん」の第20話Aパートのタイトルで、第6話Aパート「おたんじょうび会ダジョー」以来のハタ坊主役回である。
「うまいけど、よく分からないものを食わされる」という、ある意味食品問題の風刺を兼ねたブラックな内容になっている。
ストーリー(ネタバレ注意)
相変わらず巨万の富で豪遊生活を送るMr.フラッグことハタ坊。
しかしある日一部の従業員が彼の無能さを感じて愛想を尽かし、「あなたは経営が向いていない」とハタ坊の元から去ることを宣言するも、彼は「別に友達じゃないからいいジョ」と返す。
その後彼は河川敷でケバブを販売し、散歩で偶然その場に居あわせた一松と十四松にもそのケバブを差し出す。それを食べた二人はケバブを絶賛しハタ坊にどのような肉なのか尋ねるが、どういうわけか彼は肉の種類を答えず硬直してしまう。
さらにその後今度は商店街でハンバーガー屋を開店し、アイドルのコンサートから帰る途中であったチョロ松にハンバーガーを差し出す。それを食べた彼はハンバーガーの味を絶賛しどのような肉を使っているのかハタ坊に尋ねるが、ケバブの時と同じく肉の種類については答えない。
またその後には釣堀で焼肉屋を開店しそこへ釣りに来ていたカラ松とトド松にそれを差し出す。先の3人と同じくそれを絶賛し肉を種類を尋ねるも、またもハタ坊はその質問を聞くと硬直し結局肉の種類を答えない。
その後、ステーキ→しゃぶしゃぶ→牛丼→すき焼き→ジンギスカン→肉屋と次々謎の肉を使った料理の店を開店するも、その度に肉の種類をおそ松に尋ねられるが、一向に彼は肉の種類を答えようとしない。
そしてその謎の肉を使いまたしても大儲けしたハタ坊は、その披露宴に六つ子たちを招待してその肉を差し出すも、謎の肉の正体がわからない六つ子たちは不気味に思い、おそ松は「だからなんの肉なのか教えて〜〜〜!!」と大泣きするのだった。
考察
肉パーティーの場面で物語は幕を閉じたため、結局肉の正体はわからずじまいである。
しかしケバブ、ハンバーガー、焼肉をそれぞれ売っていた際にそれを食べた一松、十四松、チョロ松、カラ松、トド松が肉の種類を尋ねると、ハタ坊は動揺したそぶりを見せたため、牛肉や豚肉などの通常の肉を使っていないことは明らかである。
なお、物語の流れを見直すと、「ハタ坊に愛想をつかした従業員が彼の会社を辞めようとする→ハタ坊が肉料理の店を開店する→六つ子が肉の種類を尋ねると、ハタ坊は動揺して結局肉の種類を答えない」となる。
さらに辞めようとする従業員の数は全部で9人であり、出される肉料理の数も全部で9品である。
ただしあくまでも考察の中の一説であるため、あまり真に受けない方が適当と言える。
ちなみに、ハタ坊の会社を辞めようとした従業員たち(女秘書と勤めていた社員は登場していない)は「おそまつさんでした」で「元フラッグコーポレーション実業」としてセンバツに参加する形で再登場しているが、ハタ坊が所属している松野家チームに尻に巨大な旗をぶっ刺されるなどのラフプレー同然の攻撃を喰らって惨敗した。やっぱり裏切り者には容赦ないのだろうか・・・。