プロフィール
人物像
阿知賀女子学院高等部1年生。団体戦では中堅を務める。
ヘアースタイルはツーサイドアップ、キレカワイイ系のルックスで、偏差値70も余裕という女の子。小柄だが、スタイルは割と良い方。阿知賀編では普通だったが、本編では回を重ねるごとに松実姉妹には敵わないが淡と同じく立派なおもちの持ち主になりつつある。阿知賀編の主人公である高鴨穏乃の幼馴染にして良き相棒。作中での愛称は「憧」「憧ちゃん」「あこちゃー」など。
初登場時は小学校6年生。穏乃と共に転校してきたばかりの原村和を誘って、阿知賀女子学院内にあるこども麻雀クラブに行く所から物語は始まる。
実家は神社(吉水神社)。家業は手伝っていないということなので巫女服姿はレア(ドラマCD)。また部屋には動物のぬいぐるみが複数置いてあり、本棚は飼育本で埋め尽くされているほどの動物マニア?という設定がある(アニメ第1話)。
交友関係は広く穏乃、和、松実玄は阿知賀こども麻雀クラブ時代の仲間で、玄の姉の松実宥とも昔から親交がある。岡橋初瀬は阿太峯中学時代の同級生、赤土晴絵は憧の姉である新子望の親友にあたる。
こども麻雀クラブの年下の子供達からは『あ゙ご゙ぢ゙ゃ゙ん゙だ゙ア゙ア゙ァ゙゙ァ゙ア゙~~~~~』と懐かれている。
阿知賀こども麻雀クラブ時代
小学生の時は穏乃たちと同じ学校へ通い、阿知賀こども麻雀クラブに所属していた。
当時の髪型は片岡優希と同じショートヘアのツーサイドアップでシルエットが似通っていることから、公式でもネタとして使用されている。
小学生の時は穏乃と同様に素足にスニーカーを履いて小学校へ通っていた。
ファンからは小学校時代のみを限定してアコス(あこ+タコス)という愛称で呼ばれている。
この頃から麻雀への熱意は高く、晩成高校への進学も見越して麻雀部のある阿太峯中学への進学を選んでいる。
阿太峯中学時代
初瀬と共に麻雀部に所属し、個人戦では奈良県ベスト16になった事もある。
(彼女だけストーリー初期にセーラー服姿だったのは、阿太峯中学に通っていたため)
当初は晩成高校への進学を予定していたが、中3の夏に穏乃からの電話でのやり取りを受けたことを機に、穏乃と共に全国を目指す為、思い入れの深い阿知賀女子学院に編入する事を決意した。
お姉さんの存在
憧には新子望という姉がいる。神社の神職をしており、巫女さん姿でも登場もしている。高校時代には阿知賀女子で麻雀部に所属、晴絵の元チームメイトで、今でも晴絵との親交は続いている。
その縁からか、憧自身も晴絵に対し「ハルエ」と親しげな呼称を使っている(松実玄に対しても『クロ』という呼称を使っている。…というか『誰にでも「タメだからね』と望が証言しているが、実際に憧は言葉遣いを使い分けている描写がある)。
晴絵に対し、インハイの傷心からのリハビリとして、麻雀教室をやるよう勧めたり、阿知賀女子で麻雀部が再結成された際には顧問として入るよう促したりと、さりげなく序盤の物語上、重要な役割を担っている。
誰に対しても温厚な性格に見えるが、ドラマCDでは憧に対して厳しいツッコミばかり入れている。しかし憧と二人で買い物に出かけることもあり、特に仲が悪いという訳でもなく、家にいるときの憧は姉にかなり依存しているため、彼女を甘やかさないように厳しく接してる模様。
麻雀
雀風
副露を得意とするデジタル派の打ち手であり、阿知賀女子の中では唯一の能力に頼らないリアルな麻雀の打ち手である。
作中では「能力が無い」かのように描かれているが、詳細は不明。
PSPやVITAで発売されたゲーム版においてはその全ての登場作品において「鳴くと対局を有利に進めやすくなる(鳴くと次からの1巡から最大3巡の間有効牌が来る)」という能力を与えられている。
しかし、これが単にゲーム上で原作における憧の「鳴きが上手い」と言われている様子を再現しただけのものなのか、本当に原作からしてそういう能力者なのかは不明。
ゲーム版ではそれなりの数のキャラが能力無しで実装されているので、少なくともゲーム版においては彼女は能力者であることが間違いない。
ゲーム版における無能力者には加治木ゆみや江口セーラ等、エース級の実力者であっても原作で能力が無い描写だった者達もいるため、原作における活躍の有無だけが能力者か否かには関係が無いと思われる(しかし原作では「凡人」を自称し、無能力者扱いだった末原恭子が能力を持っていたりもするので、ゲーム版で能力者だったからと言って原作でも能力者であるとは限らない点には注意)。
一般的な副露の特徴
副露は手成りで打っていては和了れる見込みのない場面(手が重い、配牌が悪いなど)に、和了に近づくため有効な手段である。しかし手牌の減少による防御力の低下や、役の喰い下がりによる獲得点の減少、手牌の一部を晒したことで他家から狙いが読まれやすくなる、などのデメリットも備えているため、下手な副露は結果的にマイナスを招くことも少なくない。そのためデメリットも考慮した上で最大限のメリットを得ることが重要となっている。
作中では新道寺女子の花田煌や白糸台高校の亦野誠子などが副露を駆使した結果として大失点を築いてしまったケースが描かれているが、憧が振り込んでしまったシーンはあまり無く、憧の和了回数は得点状況からの推測も含めるとかなり多い。つまり憧は守備力を落とすことなくスピードアップできるかなりの技量を持った打ち手であると思われる。
しかし・・・
いくら放銃は少なくても江口セーラのような大物手を自摸和了るプレイヤーに得点力で及ばない火力の低さや、頭の回転が早いためリスクも真っ先に目に浮かんでしまい、思考が石橋を叩いて渡る方向に向かって打ち方に影響が及ぶなどの癖もあり、それらの克服は今後の活躍に期待したいところである。ましてや次の相手が相手だけに。
団体戦
解説の三尋木咏をして、阿知賀女子の中で彼女が「一番上手い」と言わしめた。
千里山女子の清水谷竜華も「ウチの1年生に入ってもベスト10に入る」、二条泉も「副露(ふーろ)センスが良い」と誉めている。
全国大会2回戦ではその千里山女子の準エースである江口セーラに引けを取らないプレイングで、暫定2位まで浮上する事が出来た。
準決勝においてもその才覚は発揮され、白糸台高校の渋谷尭深を相手にしてもなお、区間2位の成績でチーム成績も2位をキープした。しかし、2回戦同様にセーラには及ばなかった。だが、2回の好勝負を演じた事でセーラに気に入られた様であり、憧の方もこの時既にタメ口になっていた。この様子をテレビモニターで見ていたフナQからは『いちゃいちゃこきやがって』と僻まれていた。
ちなみに当初の仮想敵だった渋谷尭深自慢のカウンターは未遂に終わる。このようにターゲットを警戒するあまり他の対局者に重荷を押し付けられる例はよくあること。