概要
DM23-RP1『アビス・レボリューション 第1弾 双竜戦記』で登場したツインパクトの1枚。種族はジャイアント・スノーフェアリー。
容姿はスノーフェアリーらしいアイヌ風の衣装を着た黒髪メカクレ美少女。
GoA編以降の自然文明の傾向に倣い、衣装はゴルフウェアも思わせるものとなっている。上着の下やスカートから覗く黒ストレッチインナーと雪原とのコントラストが非常に眩しい。
…と、ここまでならばいつものスノーフェアリーだが、ジャイアント・スノーフェアリーの種族名を体現したかのように色々とでかい。体型に関しては厚着の上からでもわかる程のグラマラス体型の持ち主。しかも周囲を飛び回っている他のスノーフェアリーや手前に描かれている木よりも大きい体躯を持つ。すなわち巨女である。
そのようなこともあって、発表直後から色々な意味で注目を集めており、自然文明のアイドルクリーチャーの座を欲しいままにしている。
2024年発売のDMART-14『神アート フェアリー・タイムライン』収録版は、夏場のゴルフをイメージしたイラストで、よりスポーツウェアとして洗練された衣装に仕上がっている。
呪文面は給水シーンとなっている。
効果
氷打の妖精
レアリティ | R |
---|---|
コスト | 自然文明(2) |
カードタイプ | クリーチャー |
種族 | ジャイアント・スノーフェアリー |
パワー | 9000 |
能力 | このクリーチャーは攻撃できない。 |
相手のターン中、相手のクリーチャーが召喚以外の方法で出た時、このクリーチャーとそのクリーチャーをバトルさせてもよい。 |
巨打設計図
レアリティ | R |
---|---|
コスト | 自然文明(3) |
カードタイプ | 呪文 |
種族 | ジャイアント・スキル |
効果 | 自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から、ジャイアントとスノーフェアリーをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。 |
アビス・レボリューションから登場する新効果、メクレイドに対応する1枚で、登場時期やスペックから問題児を正面からしばき倒す為のデザインであり、非常に優秀な効果が詰め込まれている。
ただし、後述するが当の問題児を使ったループコンボを完全に止めることは出来ないので過信は禁物。
まずクリーチャー面の《氷打の妖精(アイシング・フェアリー)》。
コスト2だがパワー9000という破格のスペックだが、効果により自分から攻撃できない。
その代わりにコスト踏み倒しで出たクリーチャーと強制バトルを行え、8000以下なら一方的に破壊できる。
攻撃不可のデメリットも見方を変えれば、タップ状態にならないので狙われず、そもそもパワーが下手なクリーチャーよりも高いので、アンタップキラーでも簡単には殴れない。
同コスト帯には踏み倒しメタが多いが、それらよりも除去されにくいスペックであり、何より条件を満たすと強制バトルが発動する為、『相手の効果で選ばれない』効果もすり抜ける。
このカードが優秀な種族、スノーフェアリーに属しているのも評価が高い。後述の呪文面でのサーチに、このカードも対応しているのも優秀である。
ただし、効果バトルの発動タイミングは相手のクリーチャーが着地に成功した(際に能力を発動した)後であるため、【サガループ】のような登場時に自爆するクリーチャーを連鎖的に踏み倒すコンボには、相手側の連鎖が止まるまで介入できない。
そして呪文面の《巨打設計図(ジャイアント・インパクト)》。
サーチ系のカードである『設計図』の1枚で、ジャイアントかスノーフェアリーのサーチが可能。
《決闘者・チャージャー》の様に、上手くはまれば一気に3枚もカードを補充でき、ジャイアントは優秀なメタ効果持ちの《とこしえの超人》、攻撃的な大型ドラゴンで登場時効果封じの《十番龍オービーメイカーPar100》等、強力なカードが存在。
また、《決闘者・チャージャー》以外にも、殿堂カードである《超七極Gio/巨大設計図》がかつてドローソースとして猛威を振るったことも、回収対象に自身も含まれている手札補充呪文の凶悪性について証明している。
一方スノーフェアリーにも強力なカードは多い。
《応援妖精エール/「みんな一緒に応援してね!」》はクリーチャーならマナのアンタップ、呪文面は火文明だがパワー6000以下の最大2体破壊可能。
低コストのスノーフェアリーにはマナ加速も多い。
更に大量のスノーフェアリーを揃えれば《氷結龍ダイヤモンド・クレバス》に繋げられ、《忍者妖精ユリカマ》ならニンジャ・ストライクで相手ターン中にサーチが可能。
現時点で存在する自然文明のメクレイド効果は『ジャイアント』を対象とし、効果で捲って出たこの呪文面をノーコストで使える。
また自然文明のサーチカード、《トレジャー・マップ》に対応している為、1ターン目からデッキを回して手札に確保する事も可能。
初動として使え、牽制と潤滑剤の両方をこなせるジャイアント・スノーフェアリーということで、【緑単オービーメイカー】や【シノビドルゲーザ】等のスノーフェアリーやジャイアントを軸とした種族デッキに採用が検討できる。
また、メタクリーチャーには「刺さらない相手にはとことん無力」という根本的な弱点があるが、このカードは汎用性の高い呪文面を持つツインパクト故に腐る場面が非常に少ないのも強みのひとつ。
両面とも強力な性能に仕上がっているツインパクト全般に言えることだが、どちらの面を使用するのか的確に判断できるプレイヤースキルが問われる一枚。
活躍
アニメ『デュエル・マスターズWIN決闘学園編』にて霞ヶ関ファルゴが斬札ウィン戦で使用。
呪文面の巨打設計図をフルに活用し、手札を切らさずにジャイアント達を展開。
更に、ウィンへのリベンジマッチという事もあり、《十八番龍エターナルグリーンParLife》によるエクストラウィン戦術をメインとし、後続のクリーチャーを補充する上でも活躍した。