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浜松工場

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はままつこうじょう

浜松市にある工場によくつけられる名称。ここではJR東海の工場について説明する。

概要

静岡県浜松市中央区南伊場町1-1に所在するJR東海の鉄道車両工場。

1912年鉄道院浜松工場として開設された。

現在は新幹線鉄道事業本部の管轄下にあり、JR東海が所有する新幹線電車全てとJR西日本所有のドクターイエロー923形T5編成の全般検査およびATC特性検査などの車両検修及び新車の受け入れ整備・廃車解体業務を行っている。

2011年までは、JR東海が211系381系113系を除く国鉄から継承した在来線電車・機関車の重要部検査、全般検査などの各種検査・整備も行っていた。

鉄道院→鉄道省国鉄時代は、蒸気機関車電気機関車の製造も行っていた。

1962年に、新幹線車両検修工場に指定され、1965年より新幹線車両の検査を開始した。

このような経緯から、新幹線(標準軌)・在来線(狭軌)両方に対応するため、構内に三線軌条が存在していたが、2010年代後半の工場リニューアルに伴い大部分が撤去され、新幹線の標準軌のみとなった。

一般公開

1995年に、「新幹線なるほど体験デー」という工場一般公開イベントを開催。翌年からは、「新幹線なるほど発見デー」と名前を変え、毎年7月下旬の土日にイベントを行うようになった。

親子連れを中心に2日間で1~2万人が来場し、浜松駅の無料シャトルバス乗り場が大行列となるのが、毎年恒例だった。

新幹線車両や保線車両の展示の他、車両検査の実演なども行われ、中でも大型クレーンで車体を持ち上げ台車を切り離す「新幹線車体上げ」が人気だった。なお、この大型クレーンは2016年の工場リニューアルで撤去され、以降は大型の油圧ジャッキ式となった。

2018年からは、熱中症対策として開催時期を秋に変更。また、シャトルバスの混雑緩和のため、さわやかウォーキングも行った。

2020年からは、3年連続で新型コロナウイルス感染症の流行を理由に開催を中止。結局再開することなく、2023年9月4日に同イベントの開催終了すると発表した。今後は、代替イベントとして「JR東海 浜松工場へGO」という少人数によるツアーを行う。

工場西側で引き込み線と一般道が交差するため、踏切が設置されている。名称は西伊場第1踏切。

フル規格の新幹線電車が自力で通過する踏切は全国探してもここだけであり、鉄道ファンや地元市民に広く知られている。

この西伊場第1踏切から南に少し進むともう一つ踏切がある。こちらの名前は西伊場第2踏切。

線路は電化されていないために新幹線電車が自力で通過することはなく、入換用ディーゼル機関車によって牽引或いは推進される形でのみ通過する。

以前は解体線へ入る廃車車両のみが通過していたが、工場のリニューアルで検査入場中の車両も通過するようになった。

なお、2007年10月23日と2017年8月8日には、工場の出口付近で出場中のN700系が脱線し、一部車両が踏切上で停止、長時間踏切が通れなくなるトラブルが発生した。

その他

  • 1945年太平洋戦争で空爆等の攻撃を受ける。古い施設の柱などにこの時の跡が残る他、不発弾なども度々見つかっている。
  • かつては引退した新幹線車両や機関車を保管していた。一部車両はリニア・鉄道館へ移設・展示。なお、博物館へ行かなかった車両の一部(モハ110-1、モハ111-1、EF58 122、22-86など)は解体処分された。

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日本面(鉄道、国鉄・JR編) 「伊場の工機部」と呼ばれた戦前・戦中あたりから一貫して、ここの技術レベルはなぜか半端なく高い。

そして現在も浜松市周辺には、同じような基礎技術を使う自動車メーカーの工場が下請け等含め集中しているばかりか、現在本社がこの街にないトヨタホンダも創業者は浜松近辺の出身である。

一体なにがあった。

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