法律用語として
日本の民法において、その個人単独では売買の契約など法律行為が完全に遂行できない者を指す語。未成年者・禁治産者(法的に自分で財産を管理できる能力がないと判断された者)・準禁治産者などが該当する。2000年に民法が改正され、制限行為能力者と変更された。
現在では「認知症、知的障害、精神障害などによって判断能力を欠くとして家庭裁判所から後見開始の審判を受けた成人」については成年被後見人と呼ばれる。→ウィキペディアの成年後見制度を参照。
概要
実力という意味での『能力』がない人。無能な人。何もできないダメダメ。
もしくは異能バトルものに登場する、異能という意味での『能力』を一切持たない登場人物の属性。
ただし、作品世界の設定によっては、「無能力者=弱者」とは限らない。例として、『ONE PIECE』では悪魔の実能力者ではない剣技の達人や強力な戦闘能力を持つ人外種族も複数登場する。Fateシリーズには魔術師やサーヴァントではない、普通の人間の強者も登場する。また、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズでは波紋使いやスタンド使いでない一般人がラスボスを倒すきっかけとなることが度々ある。