生きていてはいけない存在
うまれもったふこうなそんざい
ラウ・ル・クルーゼがキラの出生、劇中に存在するコーディネイターと呼ばれる遺伝子操作で産まれる人間に対し、研究者でありキラの実父であるユーレン・ヒビキが人工子宮による非人道的研究により、数多の生命を犠牲に生まれたスーパーコーディネイターのキラにラウが向けた言葉。
また資金集めの為だけのために資産家アル・ダ・フラガの依頼を受け、高齢なアルの完全なクローンとして生まれたラウの事も指している。
どちらも類稀なる才能を持っているが上記の通りキラは犠牲の上に、ラウは完全なクローンであるが故にテロメアが生成出来ず遺伝子が壊死し短命になっておりどちらも唾棄すべき研究である。
なお、ユーレンの配偶者であるヴィア・ヒビキはこれを制止し、実子さえも研究材料に強行したユーレンを子供を奪ったと糾弾している。
その存在が人や社会の倫理、道徳に反していて他者に対し非常に危険な存在であり余りにも人智逸脱し、希望以上になり世界を救う存在でも世界を滅ぼす存在にもなりうる。
またはその存在が家庭や国際的な事情により危険な存在として見られる者もある。
その人物が性格上、問題が無くとも周囲に影響を及ぼす場合や精神が倫理上破綻しており故意的に周囲に影響を及ぼす場合がある。
- 前者の場合、生まれが高位であるが内部事情では問題がある、外交問題に発展し得る、身体が一般の生物の常識を逸脱する、本能的に周囲に危害を無意識にかける等。
- 後者の場合、生まれにより精神衛生教育が不十分、精神障害がある、責任能力があるにもかかわらず嗜好的に周囲に危害を加える等。
- どちらも脅威ではあるが共通しているのは生まれ事態には問題は無い。適材適所により問題の無い環境で存在する事は可能である。
- ちなみにスーパーロボット大戦Jでフレイを殺されたキラがその元凶であるクルーゼに「君はいてはいけない存在」と言われた際には「それはあなたの方だ!」と彼をはっきりと否定するような言葉を吐いていたりと原作では決してありえないような姿が見られる。
前者の方
後者の方
カミーユ・ビダン(機動戦士Zガンダム):ヤザン・ゲーブル、ハマーン・カーンの2名を「生きていてはいけない人間」と断じ、ヤザンに対しては「クズ」、ハマーンには「暗黒の世界に帰れ」と切り捨てた。
アリー・アル・サーシェス(機動戦士ガンダム00):世界に災いを撒き散らす戦争屋。主要人物から怒りの矛先を向けられる他、依頼を受けていたとはいえアザディスタン王国を一方的に焼き払った。
レオゴン、ビオランテ:バイオテクノロジー関連(細胞融合)の許されざる命達。ある意味先駆け的存在。
スペースビースト:遠い宇宙から現れた地球外生命体にして、異星獣。恐ろしすぎる設定も相まってか、許されざる存在として扱われている。