概要
『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の登場人物である犬塚翼は情報が著しく伝えられてなかったが、ドン34話でついに知ってしまった事に対するネタタグ。表記は東映公式サイトのどんぶら裏噺から引用。
ドン34話以降の翼の動向に関するイラストおよび百科事典の記載は、こちらのタグの使用を推奨。
遂に真実を知ったと同時に、逃亡者から囚人へとなってしまったイヌ。最早八方ふさがりにしか見えない状況に陥った翼へ待ち受けている物とは…?
……と言ったスタート地点だが、逆に逮捕された事で「とにかく逃げ続ける」との強迫観念から翼は解放され、自分の方から真実を知りに行ける状態へなった。しかもドン30話で獣人の事件に関わった鬼頭ゆり子を通して警察も獣人の存在を知った事から、その警察から夏美を監視する条件付きで指名手配を解除され、仮初だが自由の身へなると、苦しかった今までの立場が嘘の様に好転。
一方翼を嵌めたつよしは、みほとしての記憶を失った夏美にしつこく付き纏った所を警察に取り押さえられ、翼に続いて拘置所行きに。しかもこれで警察が行方不明だった夏美の安否を把握した事から前述の取引が翼との間で成立し、翼とつよしの立場は早々に逆転する事となった。
一方、これまで逃げる事に必死で、他のドンブラザーズとの縁を疎かにしていた翼は、自分が一切の身動きが取れない状態に陥ってもピンポイントに助けてもらえるのが絶望的な状態でもあった。
そしてドン35話ラスト、獣人の世界へ迷い込んだ翼は本物の夏美を見付けるも、自分も同じく捕らえられて猫の獣人のコピー元にされてしまう。「獣人が死ねばそのコピー元も死に至る」と言う、夏美/みほの姿をコピーした鶴の獣人の言葉を信じるなら、誰かに助けてもらえる縁が絶望的な翼は生きて帰れる可能性が全く無い積んだ状況に陥ってしまったのだが、後に獣人の世界へ繋がる抜け道を通って現れた椎名ナオキ=別次元の未来からやって来たはるかに助け出されて帰還。自分に成り替わった獣人を倒した後は正体を見られ自分の元から姿を消した鶴の獣人/みほ(夏美)を追う事を当面の目的とした。
そこからしばらくは、自分に化けた獣人が指名手配扱いを受けた事で大っぴらな動きを制限された物の、ドン40話においてニンジャークソードを手に入れ猫の獣人/狭山健児を斬り捨て、自分がイヌブラザーであるのを知るソノニから(嘘も含んだ)助言を得た事で、みほを討って夏美を開放する解決策へと行き着く。
そしてドン43話、自分に化けた獣人への指名手配も取り下げられて逃亡者からの立場から完全に解放された翼は遂に、恋人を取り戻す為の勝負へ臨む態勢が整った。
逆に獣人関連の事実を知っているメンバーは犬塚以外ではみほと接触したタロウのみである。
しかし、翼はソノニから「獣人を倒せば夏美は戻ってくる」と教えられていたが、実際はその逆で、「獣人を倒す」ということは「その獣人が化けている本人も死ぬ」というあまりにも残酷な真相であった。
ドン44話では夏美を取り戻すため、ムラサメでニセの夏美を斬る翼だったが、トドメを刺そうと振りかぶったところでソノニが庇い重傷を負ってしまう(ニセ夏美もダメージを受けており、これが雉野の怒りに火をつけることに……)。
ついにソノニは自身がウソを言っていたことを翼に明かすが、当然大きなショックを受けた彼はソノニを激しく拒絶するのであった(それでも重傷のソノニに情けをかけてか、「キビ・ポイント」で回復させている)。
そしてここで他のメンバーからようやく翼がイヌブラザーであると認知された。
ドン48話では「あんたらが仲間だと知って、色々と面倒になった。何も知らない方がましだったぜ」と、これまでのネタへの自虐ともとれる発言をしている。
一方、キビ・ポイントでソノニを蘇生させた代償として、三度指名手配(今度は罪状不詳)され、逃亡者へと逆戻りとなった上に、懸賞金も5倍に跳ね上がり、警察からはこれまで以上の厳戒態勢で追われる事に…
しかも、ようやく助け出した夏美とは、これにより少しずつ距離が生じる事となり……
関連タグ
宝生永夢ゥ!:別の特撮作品における、主人公に真実を明かした人物の台詞。
なおこの台詞を発した人物は、真実を知ってしまった人物を口封じに消している。
犬塚も実質口封じの様な状況にされてしまうも、意外な縁により助け出されている。