「機動新世紀ガンダムX」のサブタイトルは、その回に登場するセリフからつけられている。
これは第3話のセリフから。
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多くの人の死が、ティファの心にショックを与えた。
ジャミルは鮮やかにティファを奪回すると、ガンダムXと共にガロードを拘束する。
しかし、少年の純情は不屈だった。
「私の愛馬は凶暴です」
概要
元は同作品に登場する登場するフロスト兄弟の兄、シャギア・フロストが吐いたセリフ。
この場合「愛馬」=「ガンダムヴァサーゴ」のことなのだが、タグとして付ける場合あえて曲解する場合も多い。
その場合何が凶暴なのかはお察し下さい。
ちなみにROBOT魂「ガンダムヴァサーゴチェストブレイク」の裏パッケージには、改修型にもかかわらずこの台詞が使われていた(当然改修後にはこの台詞は使われていない)。
その他ガンダムシリーズでの馬関連
- 前々作では風雲再起という本物の馬が登場している。しかも専用のモビルホース(未来世紀におけるモビルスーツ相当)まで存在する。
- しかも2024年5月にGフレームFAで風雲再起が発売された際、「師匠の愛馬は凶暴です―風雲再起、GフレームFAに見参!」ともろ当記事のセリフを意識した紹介がされていた。
- 前作でも劇中でその操作性の劣悪さから「暴れ馬」と揶揄されたモビルスーツ、トールギスが登場している。しかも劇中で「暴れ馬」と呼んだオットーは、シャギアと同じ森川智之がCVを担当している。
他作品でのパロディ
ガンダムX放送から25年経過した2021年、ウマ娘プリティーダービーがリリースされた。
このセリフ通りの凶暴な愛馬が登場するだけでなく、モブウマ娘として「ヴァッサゴ」というウマ娘が存在する。
ガンダムヴァサーゴの名の由来はグリモワール『ゴエティア』に登場する72の悪魔の一体ウァサゴなのだが、この悪魔には見た目についての記載がない。
しかも馬の姿をしたオロバスや馬に騎乗した悪魔たちを差し置いてヴァッサゴだけが『ゴエティア』から採用されている。
こうした事情を踏まえた上でも、シャギアの愛機をモデルとしているのは想像に難くないだろう。