概要
紋章獣とは元々中世ヨーロッパで誕生した、盾や鎧などの装飾や国旗などの紋章にシンボルとして描かれている動物のことであり、属するカードもシンボルとなった動物や空想上の生物がモデルとなっている。その為、属するモンスターは獣族、鳥獣族、ドラゴン族。また、紋章と名のつくエクシーズモンスターはすべてサイキック族で、サイキック族のエクシーズモンスターをサポートするカードも存在する。
アニメ・OCG共に墓地のカードを除外して効果を発動するものが多い。墓地の紋章獣2体でそのままエクシーズ召喚する「高等紋章術」も特徴的。
ちなみにアニメでは「紋章」を指定するカードも存在し、「No.8紋章王ゲノム・ヘリター」と「No.69紋章神コート・オブ・アームズ」も一部のサポートを受けることができた。
下級紋章獣は全てレベル4で統一されており、墓地に落ちることでデッキから紋章獣をサーチする効果を持つ「紋章獣レオ」によって手札を補充しつつ、前述の「高等紋章術」を駆使することで、状況に応じたランク4のエクシーズモンスターを召喚していくのが、このテーマの主な戦術となる。
しかしながら、紋章獣の大半が墓地に存在することで効果を発揮するにもかかわらず、デッキから墓地へ送る手段が「ラヴァルバル・チェイン」や「おろかな埋葬」くらいしかなく、また、手札からの展開能力に難がある、という状況が長く続いていた。
が、LEGACY OF THE VALIANTでの、OCGオリジナル新規の紋章獣、「紋章獣アンフィスバエナ」(手札の紋章獣をコストにすることで特殊召喚可能)や、新たなエクシーズモンスター「No.18紋章祖プレイン・コート」(墓地に送られたとき、デッキから紋章獣2体を墓地に送る事が出来る)の登場により、抱えていた問題を一気に解消。CNo.69紋章死神カオス・オブ・アームズもほぼアニメからの弱体化も無くOCG化された事により、晴れて強テーマの仲間入りを果たした。
その後、上記のチェインの禁止カード化・後出のカテゴリーによる環境変動などが響いたのか、環境上位から退いた。だが、「高等紋章獣」などリンク召喚とそれなりに相性のいいカードが幾つかあったからか、一強とまではいかずとも、ある程度戦えるだけの地力を見せることもあった。
余談であるが、同パックに於いてトロン一家の三男であるⅢの使うテーマ先史遺産もOCGオリジナルカードによって躍進を果たし、大会での入賞記録を急上昇させるという快挙を成し遂げた。
アニメ発のテーマがOCGオリジナルカードによって超強化を受け、環境へと乗り出す例は過去にも見られている。
モンスター一覧
その他「紋章」と名のつくモンスター
メダリオン
「紋章獣」を対象とした専用サポートカード。
詳細はメダリオンを参照。
関連項目
遊戯王 遊戯王OCG 遊戯王ZEXAL トロン(バイロン・アークライト)