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運命の交差点

うんめいのこうさてん

正式タイトルは『街 ~運命の交差点~』。 1998年に発売されたセガサターン用のゲームで、後にプレイステーションやプレイステーション・ポータブルに移植された。
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概要編集

チュンソフトサウンドノベルシリーズの一作。

東京渋谷を舞台とし、それぞれ毛色の異なるシナリオを持った8人の主人公を交互にプレイし、バッドエンドに入らないように分岐選択肢を組み替えて進めていくというシステムと実写の静止画が使用した演出が特徴。


初出のセガサターン版でのタイトルは『』であり、プレイステーション移植版より『街 ~運命の交差点~』とサブタイトルが追加された。

pixivでは一般的な「街」との区別のため、サブタイトルである『運命の交差点』がタグとして併用される。セガサターン版のCMには有名な超能力者ユリ・ゲラーが出演した。


ちなみに、キャストには北陽・伊藤さおりや窪塚洋介、声優の雪乃五月(現:ゆきのさつき)と谷山紀章が出演していたりする。


静止画での撮影のため、演技未経験者も参加しているのも本作の持ち味である。

評価編集

運命の交差点というタイトルの通り、全く別々の境遇、性別、職業の8人の主人公が渋谷の5日間を舞台に連鎖して、ストーリーが動き、意外な関係を楽しめる非常のオリジナリティのある内容である。

主人公のちょっとした選択が、他主人公を死や不幸に合わせたりするなど正にバタフライ・エフェクトである。

また、登場人物も異様につながる。主人公同士は全く面識はないが、ある主人公の恋人がある主人公の親族など裏設定・裏エピソードも山程ある。


BADエンドは通常嫌悪されるが、本作は全く逆である。ギャグや裏設定などがある場合も多くBADも楽しいゲームである。


特に評価されるのはEDであり、泣けるEDとして何度も取り入れられる。今まで静止画だけの俳優達が楽しそうに撮影するメイキング映像とOne and Onlyの曲に5日間のシナリオをやり切った感動の一言である。


一方で売上は思うように行かなかった。理由は実写のゲームに抵抗があったことやCMに本作の魅力が出なかった事が挙げられる。

加えて一つ一つのストーリーの完成度はそこまで高くない。現状維持、急展開、問題未解決などの展開もあり評価を下げている。

また、単純計算でドラマ8本分の予算がかることもあり、「街2」の企画もあったが頓挫してしまった。





登場人物編集

雨宮桂馬 牛尾政美 馬部甚太郎

篠田正志 市川文靖 飛沢陽平

高峰隆士 細井美子

隠しシナリオ編集

青井則生 高峰厚士


関連タグ編集

チュンソフト

セガサターン プレイステーション プレイステーション・ポータブル

428 - 本作同様、渋谷が舞台のサウンドノベル。

柴田亜美 - ゲーム中にカメオ出演。

透明人間エア - 一部ライターが共通しており、彷彿させる一文も出てくる。

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