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ドラマキャスト:一條俊

アニメCV:関俊彦

概要編集

裏世界のありとあらゆる取引仲介する「何でも屋」さん(人間版ダークウェブと言ったほうが分かりやすいだろうか)。

名前の漢字表記は不明だが、ケイ携帯電話単行本のおまけプロフィール、契約書などでは「関ひではる」と表記されており、作中やドラマアニメでも(偽名の可能性もあるが)平仮名で通している。


眼鏡をかけた七三分けの髪型で、一見すると真面目なサラリーマンのようだが、その本性は裏の住人そのものかつニヒルな性格。だが第1部の終盤で顔を整形し、短髪に垂れ眉と吊り目という、少々胡散臭い感じに変わっている。一人称も「僕」から「俺」に代わっており、あわせて性格も少々小物っぽくなっている。


東南アジアの裏社会とのパイプを持ち、タガログ語を流暢に操る。

主人公ケイに異国の少女アミナを譲渡したその人である。アミナには戸籍や病気などの問題が残っていたため、関はこれらの解決を交換材料としながら、ケイとの関わりを続けた。


雀力に関しては負けている描写こそ多いものの、対局相手の打ち筋を見極める眼力と頭脳は備えている。ケイとの初対局で数え役満聴牌・和了るなど強運を発揮する描写もあるほか、羽鳥とのコンビ打ちで空リーチのブラフ戦術を用いたり、Kの謀略を看破するなど、カモにされないだけの基本的な実力は備わっている。


人物編集

カタギであった頃のケイがネット麻雀で知り合ったまっちゃんHN)と不利な条件の下に対局を行い、まっちゃんの戦術を見破った直後に登場。まっちゃんは関の事実上の部下であったが、暴力で対局を無効にしようとした上自分たちの"商品"を傷つけていたため、まっちゃんをサイレンサー付きの拳銃で銃撃し重傷を負わせる。「勝てば救急車を呼んでやる」と闘牌を続行させたが、ケイが勝利したことによりまっちゃんは絶命した。


ケイから勝ち金の代わりにアミナを要求された際には、特別に譲渡した(一般人であるケイがこの裏世界の地獄から逃れたいと見なした、というのもあるが、彼女が重病を患っていたため高く売れなかったというのも理由である)。それ以降ケイと関係を持ち、裏レートの賭場を仲介している。


東南アジア系と思われる組織・タヤオ一味と取引をしており、高津一派とのシマ(縄張り)を巡る抗争・麻雀ではタヤオ側の打ち手として登場。ヤクザに殺されかけていたところを救う代わりに「人間をやめてもらった(=麻薬漬けにした)」畑山をオヒキにした。


さらに勝負の前には「自分を勝たせればアミナにビザ(滞在資格)を与える」「合図を送るから一度だけ差し込め」などとケイに裏切りの条件と報酬を掲示して呑ませていた。しかしケイの雇用主・高津則之は裏切りを事前に看破し、「裏切ったら殺す」とケイの頭に銃を突きつける。

ケイは進退窮まったかに見えたが、ケジメという名の切腹をした上で関に示された条件を満たすという荒業をやってのける。さらに畑山が、ケイにかつて教えた言葉を返されたことで覚醒し、自由に打ち始めたことで形勢を狂わされてしまう。それでも冷静な打ち回しで優勢な局面を築き上げるが、最終局で堂嶋との捨て身のコンビネーションにより高津組が勝利を収めた。関は「最初に会ったときからずっとケイが怖かったんだ」と悟って敗北を認めた。

タヤオ一味は高津組関係者によって殺されて山中に埋められてしまうが、関自身は「ケイと交わした約束を守らせる」名目で見逃され、上記の通り整形してしばらく鳴りを潜めていた。


その後もアミナと内通していたが、アミナが重篤な病気であることを知りつつも市販薬しか渡さず、「病気に気づかれたらケイに捨てられてしまうよ」などと騙って彼女をコントロール

第1部終盤では羽鳥とともに入院しているアミナの病室に入り、竜凰位戦の結末を見届けた後に彼女を攫った。


第2部『人柱篇』では羽鳥のオヒキとしてケイ・高津コンビと"名簿"を賭けた対局を行う。しかし長い激戦の末にまたしても敗北し、挙句の果てには羽鳥に捨てられてしまう。

高津に2度も敵対した以上、本来なら殺されても当然の状況であったが、「生かしておけば使える」という判断で、幸運にも雑用係として再び命を長らえることになった。ジャージを着ることを強制されてたり、仙台・宮地組との麻雀で「負けたら人柱として関を殺して良い」という条件を対局が始まった後に聞かされるなど、とても存在を軽んじられてはいるもののなんとか生き延びている。


高津へのみたびのリベンジを目論む関は、ヤンデレになってしまったケイの幼馴染・桂木優に隠していた一億円を参加費として渡した上で策を授け、『サバイバル麻雀』での高津殺しを画策。案内係・放送機材係をしつつ、彼女たちの闘いぶりを見届けた。


『人柱篇』では全てのケイの対局に打ち手・スタッフとして登場する活躍ぶりであったが、最終章となる『ミナゴロシ篇』では出番は一切無く、最終回でケイが「使えるから」と引き取った話がひとコマだけ触れられている。


『コールドガール』では名前だけ登場している。


関連タグ編集

凍牌 ケイ 堂島 アミナ 高津則之

悪のカリスマ 合理主義者 ニヒル

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