概要
ヴァンガードの純真な主人公先導アイチがPSYクオリアの能力に溺れ又シードに取り込まれ、全く別人かのようになってしまった状態(闇落ち)。
※アニメ版の重要なネタバレがあります!下スクロールで概要が見れます。自己責任で操作してください!
経緯
事の始まりは第39話、地区大会でチームフレグランス相手に「すごい能力ですね(笑)」と言い放ったことに起因する。
それまでの気が弱くも心優しいアイチらしからぬこの強気な発言と、カードの声が聞こえるという感覚があったため最初は「病みアイチ」と言われていた。
しかし第41話にキョウ相手に「あなたは負けますよ」「僕はこのカードを使ってあなたに勝ちます」との発言。
更に第42話で「ファイナルターン!」と宣言。そのターンと、指定したカード(若年のペガサスナイト)のユニットでトドメを刺し本当に勝利してしまう。
目を妖しく光らせ雀ヶ森レンのオーラ(一部ではスタンドとも)を纏わせたアイチに、キョウや他の相手チームメイトは恐れ慄き、Q4のメンバーや観客も困惑した。ウルトラレアのスイコはここではっきりと、これはPSYクオリアだと断言している。
これによりアイチは自分は強くなったと意識するようになるが、それがレンと同じ力によるもので仮初の思い込みに過ぎないと知る櫂トシキに「お前は弱くなった」と否定された上にチームQ4を離脱され、大きなショックを受けてしまう。
そして第43話にカードショップPSYを訪れた時、現れたレンに「櫂くんに認められたい」という思いにつけ込まれ、「もっと強くなればいいのです」「これは君に強さを与える」という甘言に乗せられるまま、櫂にもらった『ブラスター・ブレード』があるロイヤルパラディンデッキを捨て、(下記イラスト参照)対となる『ブラスター・ダーク』の入ったシャドウパラディンデッキを受け取ってしまう。
こうしてアイチは完全に闇落ちして『ブラスター・ダーク』を「僕の分身」と呼ぶようになり、PSYクオリアの力を躊躇いなく使いファイトする闇アイチと呼ばれるようになった。
発言もファイトにおいては初期の雰囲気は無くなり、話が進むにつれて相手チームだけではなく同じチームのミサキやカムイすら見下す尊大な態度をとるようになってしまった。
まさに別人のようである。
47話では、ついに目からハイライトが消え、レイプ目同然になった。
しかしアイチの根底にあるのはあくまでも「強くなって櫂くんに認められたい」という思いである。
(未だ謎があり現時点での断定は難しいが)アニメでのPSYクオリアは、より強さを追い求める気持ちが高じた結果歪んだ形で発現してしまう能力という印象が強い。
ちなみにPSYクオリアの力を使う度、副作用のようにファイト後に気を失ったり、頭痛を覚えることが多くなっている。
これはレンと違い、アイチは能力が発現してからの日が浅く、まだ力を制御しきれてないからと思われるが、
これについても真偽は定かではない。
(外部リンクから引用し一部改変)
ちなみに39話から50話まで闇アイチになった期間の戦績は5連勝無敗状態、いままで負けてばかり(39話前の戦績では17戦のうち9敗している)のアイチがこの力によって勝っていることがわかる。
PSYクオリアとの決別・消失
50話にて、櫂とのファイトを通じ、自身が求めていたファイトの在り方を思い出し、PSYクオリアの呪縛から解放され、再びロイヤルパラディンのデッキを手に取る事となる・・・
光定ケンジ戦ではPSYクオリアがレンの誘導によって発動しかけたが、アイチはPSYクオリアを否定することなくPSYクオリアを使わないと決意し力を使わずして戦った。
その後53話でシャドウパラディンのデッキはレンに返すつもりで持っていたが、拒否されぶちまけられる。
ほんの僅かであったがアイチはシャドウパラディンのデッキは一緒に戦ってきた仲間だと言い、アイチは散らかったシャドウパラディンのデッキを片付けた。
64話ではレンが櫂を侮辱したのに怒り、PSYクオリアを発動させてている。(この際も人格が変わっている。)
PSYクオリアに侵食されかけたアイチは櫂の声で何とか立ち直り、見事レンに勝つことができた。
表彰式時謎の声が聞こえ、時がしばらくたつとアイチにあったPSYクオリアの気配は消えていた。
※画像はイメージです。
4期ネタバレ注意
レギオンメイト編においてシードと呼ばれるモノに意識を乗っ取られた状態(メイン画像)もこの様に呼ばれている。
リンクジョーカー編終盤でヴォイドの代理人と化した立凪タクトとのファイトに勝利したアイチだったがリンクジョーカーはその最後の瞬間、アイチの体に自分たちの復活のための種子、シードを埋め込んでいた。
ガイヤール曰く、シードが埋め込まれたその時、全てを理解したであろうアイチは櫂とのファイトに勝ち、彼を連れて皆の元に戻った後も自らの異変を誰にも知られないように普段と変わりないように振る舞っていたのだろうと語っていた。
シードとは宿主に勝った相手に憑りつき、その宿主が誰かに敗れればその相手に憑りつくとイタチごっこを繰り返し決して滅ぼせず、更には宿主が勝てば勝つほどシードの侵食は進み最終的にはリンクジョーカーの化身と化し何者も止めることは出来なくなるため宿主になった人間ごと封じ込める事が最善策と言う厄介極まりない代物であった。
おそらくレンとレオンにそれを頼んで断られた為に世界から強い力を持ったファイターの中から4人を選び自分を封印しそれを守るのを手伝ってほしいと頼んだのである。それがガイヤール達カトルナイツだったのだ。
そして、月に存在している聖域と呼ばれる場所月の宮に自分を封印させたアイチ。
だがその封印を破ったのは皮肉にも自分が選んだカトルナイツの一人であるラウル・セラであった。セラによって封印から解放されたアイチは封印されている間にもその体はシードに侵蝕され続けていたらしく、その表情は自我のはっきりしていた封印直前とは全く違う感情の感じられない虚ろな顔となっていた。
リバースファイターの様に顔に影はかかっていないが瞳はハイライトのない暗い物と化し、常に赤黒いオーラを発しながら近づく者を超常的な力で吹き飛ばすなど、現状ではアイチの人格は感じさせない姿であった。
セラがガイヤールに倒され地上に強制送還された後、自分を蝕んでいたリンクジョーカーを少しずつ肩代わりしていたコーリンがナオキにファイトで敗れた直後に完全に意識を取り戻し、彼女が請け負っていたリンクジョーカーの闇を自らの中に吸収した。
そして、月の宮まで自分を探しにやってきた櫂達とついに対面したアイチ。
ガイヤールと櫂のファイト後、自らを連れ戻すべく自分に挑もうとする櫂、そしてメイトで唯一残ったナオキ、そして中立の立場を破り櫂達の側に立った雀ヶ森レン、蒼龍レオンの4人に対し、アイチはある提案を持ちかける。
それは、自分が櫂とのファイトに勝利した時は、新たなカトルナイツとなってもらうという物であった。(それに気づいていたかは不明だが)セラが欠けてしまっている以上、同じ封印が掛けられないだろう事や櫂達の記憶を消しても再びこの場所まで来る可能性があるならばこの提案はある意味間違いではないだろうが、ガイヤール達に何も言わずにこの発言は両サイドにとって残酷である。
ファイトの中、ここまで櫂を支え続け、自らもその一人と言わせたメイトの力を「世界を変える力はない」と断言し、ブラスター・ブレードの変わり果てた姿星輝兵ブラスター・ジョーカーの双闘スキルで櫂の盤面のリアガードを全呪縛、更にレギオンメイトを退却させ不敵な笑みを浮かべた。
通称・別称・表記揺れ
現在、Pixivやニコニコ動画などの二次創作関係、2ちゃんねるなど
ネット上では表記揺れの範囲で他に「アイチ様」「アイチきゅん様」「ナゴヤ」などという呼称もあり、呼称は完全に統一されていないものの、Pixiv百科上ではこの状態を「闇アイチ」と規定し、同名のタグが立項されている。
しかし、中にはそういった呼び方に不快感を感じる視聴者もいるので、むやみにあちこちで書き込むのはよくないので注意。
カードファイトに関して
先導アイチ記事ではロイヤルパラディンについて表記があるので、ここではシャドウパラディンについて表記する。