あらすじ
近未来。人類にだけ害を及ぼすウィルスが蔓延し、50億人が死に絶えた。
地上ではすべての建物が廃墟と化し、動物が我が物顔で闊歩している。
残された人類は地下に逃げ延び、抗ウィルス薬の開発を模索していた。
驚異的な体力を持つ囚人ジェームズ・コールは、科学者たちに任務を与えられる。それはウィルスの蔓延した1996年の過去に戻り、抗ウィルス薬のためのデータを送ること。
しかし、間違って1990年に送られたコールは、不可解な言動から精神病院に叩き込まれる。そこでコールは、女医で作家のキャサリン・ライリー、同じ患者で活動家のジェフリー・ゴインズと出会う。
タイムトラベルを繰り返すうち、《12モンキーズ》というキーワードが、コールの前に浮上する。
それにコールの脳裏で反芻される、空港で誰かが撃たれるイメージが絡み合う。
概要
テリー・ギリアム長編監督作6作目。
短編フランス映画 『ラ・ジュテ』の長編化リメイクと言われているが、そうではないという情報もあり、定かではない。
モチーフはタイムトラベルと陰謀論。テーマは時間と記憶。サスペンスの要素を併せ持つが、ギリアムらしい皮肉な真相が待ち受ける。
あと、ブラッド・ピットの猿のようにキレた演技と、ブルース・ウィリスの全裸も見られる。
キャスト
役名 | 配役 | 日本語吹き替え |
---|---|---|
ジェームズ・コール | ブルース・ウィリス | 樋浦勉 |
キャサリン・ライリー博士 | マデリーン・ストウ | 戸田恵子 |
ジェフリー・ゴインズ | ブラッド・ピット | 宮本充 |
ドクター・ゴインズ | クリストファー・プラマー | 大木民夫 |
ドクター・ピータース | デヴィッド・モース | 仲野裕 |
ホセ | ジョン・セダ | 田中正彦 |
スタッフ・データ
脚本 - デイヴィッド・ピープルズ / ジャネット・ピープルズ
撮影監督 - ロジャー・プラット
プロダクションデザイン - ジェフリー・ビークロフト
編集 - ミック・オーズレー
衣裳デザイン - ジュリー・ウェイス
音楽 - ポール・バックマスター
配給 - ユニバーサル・ピクチャーズ(アメリカ) / 松竹富士(日本)
公開 - 1995年12月27日(アメリカ) / 1996年6月29日(日本)
上映時間 - 130分
製作国 - アメリカ合衆国
言語 - 英語