あらすじ
ベトナム戦争の戦火と、それに対する国民的な反戦運動が巻き起こっていた1970年代。ジャーナリストのラウル・デュークと、弁護士のドクター・ゴンゾーは、オープンカーに乗ってラスベガスへ向かう。
カーレースの取材が一応の目的だったが、トランクに詰め込んだ大量のドラッグでトリップしながら一流ホテルでランチキ騒ぎ。散々やりたい放題した後、デュークはアメリカン・ドリームの喪失を語る。
概要
原作は、映画化には向かないと言われていたゴンゾ・ジャーナリスト(ならず者記者)ハンター・S・トンプソンの著作。
監督はテリー・ギリアムが務め、ドラッグでラリった視界を奇才ぶりで表現した。
主演のジョニー・デップはトンプソンをモデルにしたデュークを演じるため、実際にトンプソンの付き人になって蟹股歩きまで真似たほか、頭をハゲにした。助演のベニチオ・デル・トロも役作りのために20kg増やした。
ギリアムとデップは、後に『ドン・キホーテを殺した男』でも組む予定だったが、この映画は2000年に製作中止になった。
キャスト
| 役名 | 配役 | 日本語吹き替え |
|---|---|---|
| ラウル・デューク | ジョニー・デップ | 池田秀一 |
| ドクター・ゴンゾー / オスカー・Z・アコスタ | ベニチオ・デル・トロ | 谷口節 |
| ヒッチハイカー | トビー・マグワイア | 坪井智浩 |
| テレビリポーター | キャメロン・ディアス | 園田恵子 |
スタッフ
脚本 - テリー・ギリアム / アレックス・コックス / トニー・グリゾーニ / トッド・デイヴィス
原作 - ハンター・S・トンプソン
製作 - ライラ・ナバルシ / パトリック・カサヴェッティ / スティーヴン・ネメス
製作総指揮 - ハロルド・ブロンソン / リチャード・フース / パトリック・ワクスバーガー
撮影 - ニコラ・ペコリーニ
編集 - レスリー・ウォーカー
配給 - ユニバーサル・ピクチャーズ(アメリカ) / 東北新社(日本)
データ
公開 - 1998年5月22日(アメリカ) / 1999年12月18日(日本)
上映時間 - 118分
製作国 - アメリカ合衆国
関連タグ
Fear,andLoathinginLasVegas（この映画が名前の由来のロックバンド）
