1950年の日本シリーズ(当時は「日本ワールドシリーズ」と呼ばれていた)。
概要
セ・パの2リーグに分裂し、最初の日本シリーズである。セ・リーグ優勝松竹ロビンス(後に大洋ホエールズと合併、横浜DeNAベイスターズの傍系)、パ・リーグ優勝毎日オリオンズ(現・千葉ロッテマリーンズ)の対戦。4勝2敗で毎日が初代日本一となった。
この当時はフランチャイズ制が確立されておらず、以下の通り各地の球場を巡業した。ちなみに松竹は出場当時、京都の衣笠球場(立命館大学が所有)を本拠としていたため京都府のチームが出場した最初で最後のシリーズである。ただし、設備面の問題もあり京都では1試合も行われなかった。出場チームが本拠を置く都道府県で試合が開催されなかったのは、1974年の日本シリーズで毎日の後身に当たるロッテオリオンズが当時の開催規格を満たさなかったため宮城球場を使えず全主催試合を後楽園球場で代替開催した事例、2020年の日本シリーズで読売ジャイアンツがオリンピック(コロナ禍のため翌年に開催延期)優先のため開催時期をスライドした都市対抗野球大会のため東京ドームが使えず京セラドーム大阪を使用した事例と合わせて3例となる。
6戦で決着のため開催されなかった第7戦は後楽園で行う予定だった。