本来の概要
イギリスが第一次世界大戦期に運用したルイス軽機関銃(原設計者はアメリカ人サミュエル・マクリーンとアメリカ陸軍の退役大佐アイザック・ニュートン・ルイス)を大日本帝国海軍が「九二式七粍七機銃」として制式採用したもの。軍艦の対空用機銃として多数搭載されたほか、航空機・陸戦隊においても運用され、第二次世界大戦最末期まで活躍した。同年採用された九二式重機関銃と区別させるため、ルイスの頭文字「ル」を漢字で当てた「留式機銃」とも呼んでいる。
「「敵発見」の無電を相手に撃沈されるまで連打せよ。」の命を受けた特設監視艇第23日東丸に代表される、漁船・沿岸航路の小型貨物船等を改造した特設艇にあっては、極論、これだけが武器という状態で出撃させられている時期もある。(他は臨検用の小銃、拳銃2~3挺。)
創作での活躍
艦隊これくしょん
DMM.comのブラウザゲーム「艦隊これくしょん」においては、駆逐艦他に使用可能な装備となっており、最初から搭載している艦娘さんもおられる。
……が、↑のイラストのようにいい加減なほど構造を端折った謎物体として長らく認知され、艦これ提督として本装備を知ったプレイヤーからは本来の形状が認知されなかった。
ゲーム稼業から長らく経った2021年10月15日に、ようやく本来の形状に則したイラストに刷新された。
また改修工廠の必要素材としても要求されるのだが、中でも対地装備として需要の高い「大発動艇(八九式中戦車&陸戦隊)」「特二式内火艇」を改修する際の素材として多数要求される。
さらにデイリー任務やウィークリー任務で機銃を廃棄するものが存在するので、開発の余剰や艦娘の初期装備として出現しやすい本装備は恰好の素材として重宝されている。
メタルマックスシリーズ
データイーストのミリタリーSTG「メタルマックス」シリーズにおいても機銃として登場。
基本的には威力・攻撃範囲ともに最弱クラスだが、作品によってはとことん改造することで重量・火力のバランスに優れた最強クラスの機銃になるものもある。
ただし、基本的には単体対象なので雑魚集団の殲滅にはあまり向かない。
転じて
紳士な提督方の自称巨砲を指す場合がある。
「その7.7mm機銃しまいなさいな」
2016/12/22のアップデートで、補強増設スロットに機銃が搭載できるようになった。
そのとき、某造船絵師は…
なお粗末なモノを揶揄する意味でスラングとして使われるが、7.7mmは長さではなく銃の口径なので、拳銃や小銃と威力の比較するとミンチより酷いことになる。