最弱の中戦車
戦間期のスペイン内戦でイタリアが投入した主力・CV33豆戦車がソ連製のT-26中戦車やBT快速戦車に全く対抗できなかったことを受けて開発が開始された。
砲塔のように見えるものは実は8mm連装機銃の銃塔で、戦車戦には全く使えない。
実際の主武装は車体前部右側に固定搭載された37mm砲だった。
約100輌が生産され、1940年に北アフリカ戦線で初陣を迎えたが、貧弱な装甲のために大きな損害を受け、大半の車輌は戦闘で失われてしまった。
かろうじて生き残った車輌に関しても旧式化は明白で、翌41年中には退役となった。