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概要編集

円谷プロダクション制作の特撮ドラマ『ウルトラQ』のエピソードの一つだが、本放送の時は放送が見送られてしまい、再放送で初めて放送されたという、曰く付きのエピソードである。制作順では第4話にあたり、元々は第20話として放送が予定されていた。現在では第28話(最終回)として扱われている。

放送が見送られた理由は「怪獣も出ない上に難解なストーリーだから」とされている。そしてこの話の代わりに放送されたのが「ウルトラマン前夜祭」であった。

ただしこの定説には異説もあり、『マグマ大使』に対抗するために『ウルトラマン』の放送を早めるためだったのではないかという説もある。


ストーリー編集

万城目由利子は、路上に行き倒れていた男を助けたのだが、その男は踏切を通り過ぎる電車を見るや、突然「開けてくれ!!降ろしてくれ!!」と叫び出す……

そして物語は、件の男・沢村が体験した怪奇現象・異次元列車と、姿を消したSF作家友野の謎、その後の沢村に襲いかかる悲劇を描いていく。


余談編集

ゲスト出演編集

沢村を演じたのはウルトラシリーズ常連で第19話では宇田川刑事を演じた柳谷寛。沢村の妻・トミ子役は東郷晴子、娘・恵子役は佐々容子

そして友野役は東映の特撮ヒーローで悪役を数多く演じた天本英世

沢村の上司役は第16話で警備員を演じた佐田豊

友野家の家政婦役は『ウルトラセブン第2話でも家政婦を演じる森今日子

事件を捜査する公安課瀬川主任役は第2話第23話に出演した石田茂樹

異次元列車の車掌役は特撮映画の警官・自衛官役でおなじみ堤康久

叫ぶ女性役は東静子、その他の異次元列車乗客は草間璋夫(会社の重役)、古河秀樹(青年)。

オープニングにクレジットされていないが異次元列車を目撃するカメラマン役は奥村公延


連れて行ってくれ!編集

冒頭で万城目と由利子に置いて行かれてしまった一平が「俺も連れて行ってくれ!」と叫ぶ場面があるが、脚本上ではラストシーンで万城目がセスナの扉に寄り掛かったため一平が出られなくなってしまい、万城目に「あけてくれ!」と呼びかける描写があり、その後の沢村の姿と対になっているという描写があったとされる。


関連タグ編集

小田急3100形:異次元列車のモチーフとなった車輌。

東京都交通局7500形:異次元列車を目撃する人々の背景の電車として登場。

異次元列車


ソリチュラ:「アンデレスホリゾント」の「ひとりの楽園」で異次元列車が話題になる場面がある。


制作順

第3話 ← 第4話 → 第5話


放送順

第27話 ← 第28話(初回未放送)


外部リンク(参考資料)編集

アニヲタwiki「あけてくれ!(ウルトラQ)」の記事

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