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概要編集

ゆでたまごの漫画『キン肉マンⅡ世』の派生作品。

集英社の雑誌『Vジャンプ』で2001年7月号(5月)から2007年5月号(3月)まで連載された。


本編より基本設定を継承しつつ、より少年向けにアレンジされた別ストーリーが展開され、残虐シーンや性的な表現は控えめにされている。また、シリーズではお馴染みの読者公募により、後半のストーリーでは新たなキャラクターも多数登場している。


女性超人が二人もリングに上がっていたり、万太郎とジェイドの対決が行われたり、スグルが万太郎のセコンドについたりと本編では実現しなかった場面が多いのが特徴。

そして、全体的にスピーディーな展開で、本編ではあまり振るわなかった万太郎の戦友達の活躍もバランス良く描かれている。


登場人物編集

主要人物編集

キン肉万太郎

主人公。初代キン肉マンことキン肉スグルの息子。

下品でだらしなく、どこかヌケた性格は相変わらずだが、本編よりヒーローらしい言動が目立ち、ときには身を呈して他者を守ろうと動き、敗北した相手に手を差し伸べるなど、より情に篤い人物として描かれている。


テリー・ザ・キッド

伝説超人テリーマンの息子。

本編では当初、父へのコンプレックスから万太郎を目の敵にしていたが、本作では当初から友好的な関係。ただし、生活感や食事の趣味など些細なことでケンカをするのはあいかわらず。

本編に先駆けて新コスチュームを披露。


セイウチン

万太郎やキッドと同じヘラクレスファクトリー(H.F)一期生のセイウチの超人。

変わらず万太郎を「アニキ」と呼び慕っている。d.M.pによって洗脳された二期生バス・ザ・シャワーとの闘いで勝利。


ガゼルマン

上記3名と同じH.F一期生のガゼルの超人。

本作では小学校時代の過去が語られており、当時友人だったザ・ファックスの裏切りにより孤独で過酷な少年時代を送った。その後、悪行超人となったファックスに子供を人質にとられ、ペーパーミイラとの2人掛かりで窮地に立たされるも、駆けつけた万太郎と協力して二人を打ち破った。


ケビンマスク

伝説超人ロビンマスクの息子。

本編同様、d.M.pの悪行超人として活動していたが、正義超人警察に自首し留置場に入る。この際に万太郎と手合わせをし、彼の潜在能力に目を光らせ、いつか雌雄を決する事を誓う。その後はどの派閥にも属さない一匹狼となるが、d.M.pの首領格である屍魔王と麒麟男の逮捕に一役買っている。超人一等祭では本戦まで勝ち進むも、本作の大敵ドゥームマンに敗北。

電車は立ち派。


チェック・メイト

d.M.pの悪魔超人派閥の首領サンシャインの愛弟子。

d.M.p本拠地「迷宮の手(ダンジョン・ハンド)」の“寝ずの番”として万太郎と対戦し敗れる。本編のように試合中サンシャインに反抗姿勢は見せておらず、逆にサンシャインが試合を通してチェックが正義の心に目覚めたことを見透かされ、倒壊をはじめた本部から脱出時、留まることを選んだサンシャインからの言葉により、その後は正義超人に転向。H.F二期生との戦いではキャプテン・マッコウと対戦し、引き分けとなった。


ジェイド

H.F二期生で、伝説超人ブロッケンJr.の弟子。

訓練中に現れたd.M.pによってバス・ザ・シャワーやキャプテン・マッコウと共に誘拐される。悪行超人に洗脳され、おでん巨塔(タワー)にて万太郎たち一期生(+チェック)とチーム戦を展開。彼自身はコンニャクリングで万太郎と対戦した。実は完全には洗脳されておらず、先に正気を取り戻した同期二人の説得により自我に目覚め始め、最後は正々堂々と勝負を展開し敗れた。

ヘルメットが伸びる。


その他超人編集

キン肉スグル

前作『キン肉マン』の主人公で、万太郎の父親。

本編と違い幼少の万太郎に格闘技を教えていた。超人一等祭では万太郎のセコンドを務める。


アレキサンドリア・ミート

スグルの代からキン肉マン親子を支えるお目付け役。

d.M.pのアジトに潜入したところをサンシャインに捕らえられた。


ラーメンマン

伝説超人で中国拳法の達人。

本編のように万太郎との当初からの関係性は描かれていない。本作ではH.Fの教官の一人として初登場。その後、超人一等祭では正義超人側の特別審判員として招かれる。開会式では悪行超人側審判員のサンシャインと子供のようなケンカを展開していた。


サンシャイン

d.M.p悪魔超人派閥の首領。

他の二人の首領の罠にハマり、弟子であるチェックの敗北後アジトを爆発させられる。サンシャインは万太郎たちに脱出口を教え、自身は身動きがとれないことからチェックに彼らと共に行くことを促し、倒壊するアジトと運命を共にした…


…かとおもったら、その後の超人一等祭に悪行超人側の特別審判員として登場。罠によって貫かれた胸に鉄板を貼り付けているが変わらずピンピンしており、開会式では上述のラーメンマンとの握手の際に手を強く握る嫌がらせをしていた。


d.M.p編編集

プリプリマン

顔面が尻のような形をした悪行超人。

物語における最初の敵で、万太郎到着までにキッド達を一人で倒した強敵。元々は前作『キン肉マン』の『七人の悪魔超人編』にて1コマだけ登場した謎のキャラクターだったが、本作にてとうとう名前が判明した。


ザ・犀暴愚(ザ・サイボーグ)

サイを模した鎧と屈強な体躯を誇る悪行超人。

ガゼルマンを倒し、子供を人質に取り東京タワーで万太郎と戦うも敗れる。超人一等祭にも参加するが、予選で失格となる。


シュモクーン

シュモクザメがモチーフのd.M.p所属の悪行超人。

試合では残虐ファイトを得意とするが、平時は人情家という悪行超人としてはあるまじき性格の持ち主。それ故、組織内では肩身の狭い思いをしていたらしく、万太郎を倒そうとキン肉ハウスに現れるが、何故か万太郎とキッドの喧嘩を仲裁することになった上、最後は二人のツープラトン「M&Kコネクション」で撃退される。


ザ・ファックス

ガゼルの幼馴染で元友達。

タンザニア小学校時代に谷底に落ちそうになったガゼルマンを救助せず逃げ出した過去を持つ。その後、正義超人が水に合わず悪行超人に転向。再会したガゼルをペーパーミイラと協力し、子供を人質に襲撃するが、駆けつけた万太郎の助けもあり、最後はガゼルの手によって敗れ去った。


ヘナチョコマスク

哀愁の中年超人。


バス・ザ・シャワー

ジェイドと同じd.M.pによって洗脳されたH.F二期生で、バスタブの体とシャワー型の腕を持つ超人。

おでん巨塔のダイコンリングでセイウチンと対戦。


キャプテン・マッコウ

同じく洗脳されたH.F二期生で、腹部が巨大なクジラの形をした中世期の船乗りのような超人。

おでん巨塔のゆで玉子リングでチェック・メイトと対戦。



超人一等祭編編集

フィオナ

地獄の妖精の異名を持つ女性の超人。


OKAN

兼業主婦の女性超人。


ナンキーマン

カレクックを髣髴とさせる悪行超人。


トック

餅の超人。


天タコルズ

蛸の悪行超人。


ザ・ドゥームマン

鎧を付けた悪行超人で本作品のラスボス枠。着ている鎧はどうやらいわくつきのようだが…




関連用語編集

超人一等祭

本作品の超人オリンピックに相当する大会。正義超人と悪行超人が共同で開催している。


関連タグ編集

キン肉マンⅡ世 Vジャンプ

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