キハ150形
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きはひゃくごじゅうがた
キハ150形とは、JR北海道の一般形気動車である。
キハ22形とキハ56系の置き換え用として1993年~1995年に両運転台車が27両製造された。「(JR東日本が量産した)キハ110系をベースとした車体構造の採用」や「汎用部品を多用したこと」で、製造コストの低減もはかられている。
急勾配対策のためキハ40系よりも高出力なディーゼルエンジンを搭載。0番台と100番台の2種類がある。
20m2ドア車両で、座席はセミクロスシート、車内設備もワンマン運転対応とした。0番台の17両は、冷房装置を搭載して窓も大形固定窓となった一方、100番台の10両は冷房装置を搭載せずに、窓も小窓で開閉可能とした。
座席は一見柔らかく一般受けするタイプだが、実は母体になったキハ110系同様人体へのホールドは劣悪で、長時間の乗車では腰痛・筋肉痛を誘発するなど、正直あまり好ましくない代物である。
近年では、元が内地向けの設計の車両ということから冬季環境に耐え切れず、同時期製造のキハ110系と比較して車体の劣化が目立つ車両が多くみられる。
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