概要
CV:赤﨑千夏
続く2話で、阪神レース場のデビュー戦でトレセン学園に転入して間もないスペシャルウィークと戦った。
葦毛色(白髪ないし銀髪)の長髪と、詳細は不明であるが左目につけた黒い眼帯が特徴的である。
耳飾りはしておらず、GⅠ級以下のレースで着用する体操着にブルマを選んでいた。
学年や所属チームなどは明かされておらず、担当トレーナーも未登場。
かなり好戦的な性格で、スタート前のゲートで隣り合ったスペに対して八つ当たり的に「ブッ潰す!」と口悪く挑発。
また実況を務めた赤坂美聡の補足によると、「アームレスリングで負けなし」という程の腕力のようである。
レースではスペに対して軽い接触を伴う追い抜きや意図的に後ろ足で芝コースの土を蹴り飛ばすなどのラフプレーを実行。
しかしながら、実家のある北海道の農村で幼少期より養母の自己流トレーニングを受けて反射神経などが鍛えられていたスペがすぐに攻略してしまう。
終盤で先頭集団3名を一気に外から追い越しトップに躍り出るが、最終直線で新人らしからぬ末脚を発揮するスペに並ばれる。
焦りと勝利への執念からブロッキングを仕掛けるもかわされ、2着となった。
その後彼女の心情を表す描写はされなかったが、レース後のウイニングライブの場面では笑顔でパフォーマンスを見せていた。
OVA「BNWの誓い」では、スーパークリークの耳掃除屋やゴールドシチーの美容室の模擬店の客として登場。
考察
当キャラクターのモデルとなった競走馬について運営や製作陣の公式の発表がされていない。
そもそも、スペシャルウィーク号の旧3歳新馬戦には該当する戦績の競走馬は存在しない。
アニメ1期のプロデューサーである伊藤隼之介氏が企画構成を担当している『ウマ娘シンデレラグレイ』では「悪役のウマ娘にはモデルが存在しない」とされているので、当キャラクターもそれに該当すると考えられる。
とはいえ、他のアニメオリジナルウマ娘と同様に、一部ユーザーによる推測は行われている。
髪の色と戦績から、スペシャルウィーク号と同じ旧3歳新馬戦に出走したランドエース号とレガシーハンター号を合わせたとする見解
当レースの枠順および芦毛の馬としてランドエース号が該当。
当時ランドエース号は頭部にブリンカー(レースに集中させるために後方や横の視界を遮る馬具)をつけており、これが眼帯のモチーフになったのではないかとする。
ただしランドエース号は当レースで最下位(14着)となり、2着に入ったのは鹿毛のレガシーハンター号。
とはいえ、当レースの枠順からレガシーハンター号をモデルにしていると思われるウマ娘は他にも存在する(アニメオリジナルウマ娘の記事を参照)。
また、両馬とも牡馬であり、ブルマを穿いている当キャラクターの特徴には該当しない。
あくまでも、たまたまスペシャルウィーク号の新馬戦に出走した競走馬の一部の特徴を借りただけのキャラクターとするのが妥当であろう。
余談だがランドエース号は2023年現在も存命であり、現在は鹿児島県の牧場ホーストラストにて余生を過ごしている。
関連項目
ヒゲサンダー
主人公のデビュー戦での隣の馬番、ゴール直前で妨害を仕掛けた点が共通しており、こちらは結局失格となった。