概要
国連宇宙海軍が運用する汎用輸送機。正式名称は空間汎用輸送機 SC97 コスモシーガル。
機体中央の着脱式コンテナを換装することで様々な目的に使用可能な汎用機であり、設定資料によれば民生用も存在する。主翼を90度回転させることで垂直離着陸が可能。
アニメ作中で登場したのは兵員輸送用コンテナと亜空間ソノブイ投下型コンテナの2種類で、前者は標準装備の空間騎兵隊員で24人、ヤマトクルーで30人が収容可能。
後者は『2199』途中のヤマト艦内で改造されたもの。ソノブイ投下装置と管制室を供える。
コンテナは以上の他に設定のみだが救急用・指揮通信用・爆雷投下用なども存在する他、アナライザーの外部強化ユニットやガンポッドを懸架することもできる。
劇中での登場
宇宙戦艦ヤマト2199
BBY-01ヤマトに2機搭載され、それぞれ501・502の番号が振られている。
501は土星の衛星エンケラドゥスでガミラス軍の戦車に破壊され、502は収容所惑星レプタポーダで伊東真也と薮助治が機体を占拠しようとした際に暴発した薮の銃弾が原因で墜落し、ロストした(『星巡る方舟』での設定によると回収はされなかった模様)。
ちなみにどちらも古代進がパイロットを務めた時に失われており、加えてコスモゼロも2回壊したことがあったため、小説版『星巡る方舟』では「古代が操縦する機体は墜ちる」というジンクスがまことしやかに語られており、キ8型試作宙艇で探査に赴く際、古代の操縦だけは断固阻止される流れがある。
宇宙戦艦ヤマト2202
前作同様、ヤマト搭載機が登場する。第十一番惑星において、土方竜のいる司令部へ救難作業へ向かったほか、ヤマトが白色彗星に呑み込まれそうな時や最終決戦で退艦命令が出た際にクルーの脱出に用いられた。
ヤマト搭載機以外にも迷彩塗装の機体が登場しており、こちらは第4話で保安部隊がヤマトのドックに向かうのに使用したほか、波動実験艦銀河の艦載機としても運用が確認できる。
この2つは塗装こそ同じだが所属が異なるためかマーキングは異なり、第4話の機体は「MARINE」(海兵隊)と表記されているのに対し、銀河の機体は宇宙海軍のエンブレムが描かれている。また、後者には「seagul x-ray02」という表記もなされている。
宇宙戦艦ヤマト2205
最終話で古代や土門竜介達がヤマトから補給母艦アスカへ移動する際に使用した。
ヤマトよ永遠に_REBEL3199
第2話にて、ヤマトクルーの回収のために古代と桐生美影が地球へ降下するのに使用するが、デザリアムの戦闘機カタピラスに撃墜されてしまう。
また、古代機以外にも同任務に就いている機体はおり、空軍の5式中型輸送艇とともにクルーの回収作業を行っている。